文:Quick Timez 編集部

上白石萌音、番組で挑戦したパラグライダーで命の危険に晒され「もはや殺人未遂」の声

上白石萌音

画像:時事通信フォト

16日に放送された「沸騰ワード10」(日本テレビ系列)。

女優の上白石萌音さんとモデルでタレントの佐藤栞里さんが出演し、パラグライダーに乗る映像が放送されました。

しかし、安全装置の一つであるハーネスのカラビナが外れており、一歩間違えると大惨事だった事から、視聴者は大慌てとなりました。

一体、どのような放送内容だったのでしょうか。

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『沸騰ワード10』、安全配慮義務を怠ったヒヤリ・ハットに「死んでてもおかしくない」の声

16日に放送された「沸騰ワード10」(日本テレビ系列)。

女優の上白石萌音さんとモデルでタレントの佐藤栞里さんが出演し、パラグライダーに乗る映像が放送されました。

同番組を通じて交流をもつようになったお二人。

佐藤さんは、上白石さんが撮影の合間を縫ってしてくれた気配りに感動し、その恩返しとして春の房総巡りを企画。

動物好きの上白石さんのためにマザー牧場へ行ったり、立ち食いそば巡りをするなどしておもてなしをします。

その後、クライマックスとして人生初のパラグライダーという展開となりましたが、そこでまさかの上白石さんをつっているカラビナの口がしっかりとロックされていないどころか閉じてすらおらず、正常に使用されていない映像がバッチリ映し出され、焦った視聴者から

《別にパラグライダーのサービス提供者じゃなくても「カラビナが外れてたらヤバい」と分かるでしょ。テレビ局スタッフは出演者の命に無関心なんだなあ…》

《画像見て寒気がしたわ。 あれ死んでてもおかしくないぞ…。》

《パラグライダーでカラビナ開きっぱの状態で人を滑空させる事案が発生したとのこと。 肝が冷える。》

《沸騰ワード10のパラグライダー、カラビナロックされてなくてやべえ これもはや殺人未遂でしょ。怪異よりやっぱ人間の方が怖いわ・・・》

《テレビでパラグライダー?の安全環付きカラビナがロックハマって無いの観てあ〜怖っ!!てなった。危険すぎる!》

など、パラグライダーの業者や制作会社の責任を追及すべきという声が多数寄せられました。

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フックアウトは死に直結!未然に防ぐのはフライヤー自身!!

カラビナをはじめとした各種のクライミングギアの破断強度ですが、おおむね1.2t程度と言われています。

1.2tというと、今どきのコンパクトカー並みの重量でものすごい強度があるように感じられる数字です。

しかしこれは「正しい使用方法」の場合のみ。

裏を返すと、誤った荷重の掛け方をすれば、ギアは簡単に壊れるという事です。

空中を風に乗って飛んでいるように見えるパラグライダーですが、墜落した際に衝撃を受ける際、多少の衝撃荷重ではほぼ無傷かもしれませんが、カラナビがしっかりと作用していないと、人体は墜落時の支えを失い、何も守る術がないまま地面に墜落してしまいます。

今回の映像を見るに、ロープの捻れによる破損でない事は一目瞭然。

恐らく、カラナビが正しくかかっているかどうかの「ハングチェック」と呼ばれる点検を誰一人として行わなかったのでしょう。

テレビ番組の収録ですから、カメラを取り付けたりメイクさんや衣装さんがそばにいるなどして慌ただしく撮影が行われたのは仕方のない事かもしれません。

しかし、カラビナのかけ忘れが原因と思われる死亡事故は決して少なくありません。

飛行前に点検さえしていれば未然に防ぐ事が出来るだけに、そういったことが原因で発生した事故は残念でなりません。

今回は不幸中の幸いで事故にはなりませんでしたが、この重要さを理解し、習慣にするしか方法はありません。

人命が失われてしまってはうっかりミスでは済まなくなります。

制作サイドも、今回パラグライダーとしてアシストした会社も、飛ぶ人の身を守るため出来る限りの事をして、空の自由は各人の行いにかかっている事を胸に留めてほしいものです。

(文:Quick Timez編集部)