画像:時事通信フォト
17日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系列)。
この日、同番組では「イタコが降ろした故人にも催眠術がかけられるか説」企画が放送されました。
イタコに世界的に知られた故・マイケル・ジャクソンさんの霊を降ろしてもらい、そこへ催眠術をかけるという内容ですが、見ていて不快に感じる視聴者が多くいたようです。
一体、どのような番組内容だったのでしょうか。
「水ダウ」、イタコVS催眠術士企画に視聴者拒絶
17日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系列)。
この日、同番組では「イタコが降ろした故人にも催眠術がかけられるか説」企画が放送されました。
この検証に協力してくれるのは青森県でイタコ歴22年の三上さん。
番組スタッフは三上さんに企画の趣旨を説明し、故人に催眠術がかかるのか質問すると「仏様はかからないと思います」と答える三上さん。
「現世を生きる魂ではなく、亡くなった時のままの状態で出てこられるので、現世でそこに何かをしようとしても頑に動かないものというのはあるのではないか」と催眠術にかからない理由を述べます。
スタッフは除霊は催眠状態ではないのかと質問すると、「催眠ではなく、仏様の声を伝えると言う事」とイタコの使命を語る三上さん。
一方、催眠術士の十文字氏は「イタコは一種の自己催眠状態が強く入っているため、(催眠術にかかったら)解けなくなる可能性もある」と、催眠術にかかる気満々。
その後、世界的に知られたミュージシャンのマイケル・ジャクソンさんの霊を降ろすべく降霊術が開始されます。
しかし、降霊後にマイケル・ジャクソンさんであろうイタコが日本語で受け答えする姿を笑いに変える、そしてそのイタコに催眠術をかけて爆笑させるなどの内容に、視聴者は
《イタコでマイケルジャクソンおろすとか、それに催眠術かけるとかは正直故人への冒涜》
《倫理的にアウト》
《苦しんで亡くなった人をバラエティのネタに使って欲しく無かったです。》
《故人だけじゃなく、イタコという職業を冒涜してる感じあって好きじゃなかったなぁ…》
など、後味の良くない企画内容に拒絶反応を示す書き込みが相次ぎました。
「水ダウ」、エゲつない企画はお手のもの?今回も大波乱
これまでにも一癖も二癖もある、ひねくれた企画を放送してきた番組のテイストを理解する視聴者が多く、今回の放送も「神回」「イタコと水ダウの相性最高やな」など面白く見た視聴者もいたようです。
スタッフとしては「高尚なシャレ」のつもりかも知れませんが、その死因を巡っては未だ謎の多いマイケル・ジャクソンさん。
マイケルさんの霊が乗り移ったとされるイタコが「苦しい」と話したり、疲れから倒れ込む姿も見られ、あまりにも生々しい描写の放送には思わず目を背けてしまった視聴者がいた事も事実です。
誰かを傷つける構成は、素直に「笑い」と捉えることができないのも無理はありません。
(文:Quick Timez編集部)