文:有馬翔平

羽鳥慎一、コメンテーターの30年越しの復讐劇にあ然…「二度と出てくるな」と大炎上

羽鳥慎一

画像:時事

相次いだ失言によって東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長職を辞任した森喜朗氏。

その森氏の後任人事について特集を組んだ15日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、番組コメンテーターとして出演したノンフィクション作家・長田渚左氏が以前受けた女性蔑視の経験を告白しました。

スポンサーリンク

羽鳥慎一、ノンフィクション作家・長田渚左のとんでもエピソードにあ然

15日、先日相次いだ失言によって東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏を巡る一連の騒動を特集した「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、ノンフィクション作家・長田渚左氏が「女性蔑視」の実体験を告白しました。

今月初め、メディアが入る公の場で「女性は競争意識が強い」という趣旨に発言を口にした森氏。

この発言が国内外から猛烈なバッシングを受け先週末、森氏は会長職を辞任することをJOCの会合で明らかにしました。

しかし森氏の後任として有力視されていた同組織委員会評議員・川淵三郎氏は、森氏から指名を受けたという選出方法が問題視され就任を見送りになり、会長職は空白の状態に。

後任人事の候補者について出演者が議論を交わしたこの日の同番組。

また、放送内では同組織委員会が森氏の騒動を受けて、男女平等推進チームを立ち上げたことを取り上げると「競技団体の女性理事の割合を40%に増加させる」といったスポーツ庁の指針ととも各競技団体の女性理事の割合を紹介。

日本レスリング協会では4%、日本サーフィン協会では0%と女性理事が圧倒的に少ない現状に長田氏は「もう偏見だらけでございます」と一蹴。

そして「私だって野球の取材に行く時に日本シリーズで、監督さんのところに朝行ったらば『女性なの?女性が話を聞くの?女性がスポーツを語るの?』とそういうようなもので、取材ができないことがあった」と差別を受けた実体験を口にしました。

すると「それは何年前くらいなんですか?」と質問をぶつけた番組MCの羽鳥慎一アナウンサー。

長田氏は「およそ30年前ですけどね」と笑みをこぼしながら回答。

「『試合の前に女と口聞きたくないんだよ』って言われまして」、「あり得ないですけどね今だったら。後々言ってあげようと思ってましたけど」と30年もの間恨みを晴らす機会を探っていたことを白状し、羽鳥アナもあ然としているようでした。

スポンサーリンク

30年もの私怨に視聴者が怒り…「二度と出てくるな」

森喜朗氏の騒動を発端にした女性蔑視報道について、過去女性差別を受けた経験を告白した長田渚左氏。

羽鳥慎一アナウンサーもあ然とする実体験でしたが、長田氏のエピソードに番組を観ていた視聴者からは怒りの声が上がりました。

「なんで昭和にあったことを令和の時代になって話すかな!差別主義者はあなただろ!」

「長田さんのように30年前の出来事をつい最近あったように持ち出されると不愉快になる。番組は仕返しの場ではないのでやめていただきたいですね」

「羽鳥さんナイス質問!あのままだったらコイツ、最近まで女性蔑視があったように話してたぞ」

「30年以上前の話を持ち出して貶める方が差別ちゃうの?テレビ局もこんなヤツ出さんようにちゃんとしてほしい」

「30年前、男社会で苦労したことはわかった。じゃあ最近はどうなの?それを伝えなきゃいけないんじゃないの?」

「30年前ですって…もうコイツにコメントさせるな!あと二度と出すな」

などと、長田氏のエピソードに批判が殺到しました。

森氏の騒動によって連日議論が交わされている性差問題。

しかし議論によって差別が差別を生む新たな問題が発生しているようです。

(文:有馬翔平)