文:有馬翔平

長嶋一茂、『モーニングショー』で女性蔑視発言…視聴者絶句「本当にやばい考え」

長嶋一茂

画像:時事

公の場で相次いで漏らした失言によって国内外から非難が高まり、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長職を辞任することとなった森喜朗氏。

森氏の後任に同組織委員会評議員である川淵三郎氏の名前が挙がっていることを12日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が取り上げると、番組コメンテーターのタレント・長嶋一茂さんがコメントを述べました。

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長嶋一茂、女性蔑視発言で玉川徹とコメントの応酬

12日、メディアが入る公の場で失言を繰り返して批判を受けたことから組織委員会の会長職を辞任した森喜朗氏の話題について続報を報じた「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。

次期会長の名前にJリーグ初代チェアマンである川淵三郎氏の名前が挙がっていることに対し、番組コメンテーターのタレント・長嶋一茂さんが持論を述べました。

「女性は競争意識が強い」という発言が女性蔑視と世論に受け止められ、国内外から激しいバッシングが泣き起った森氏。

謝罪会見を行い失言を撤回したものの批判は収束せず、1週間経過した昨日に会長職辞任する意向を固めたことを明らかにしました。

そして会長の後任として森氏が川淵氏を指名したということに同番組が触れると、「もちろん女性に会長になってもらって成功することが一番いい。これがベストパターン」と前置きした長嶋さん。

しかし、五輪開催へ反対の声も高まっているため「ワーストパターン」も考えなければならないとして「失敗した場合、女性が会長だったら責任がいってしまってかわいそうなんじゃないか」と不安を吐露。

「女性は大賛成」と再度女性会長の誕生に賛成の意志を示したものの「リスク考えた方がいいんじゃないか」と出演者らに問いかけたのでした。

すると、同じく番組コメンテーターの玉川徹氏が「会長に女性が就いて、女性が傷つくんじゃないかという考え自体が、もしかしたら男性社会の男性側からの上から目線になっているんじゃないかな?」と、長嶋さんの発言にあった「不適切な」箇所を指摘。

それに長嶋さんは「俺は上から目線で話したつもりはない」と釈明するも、「そこの、意識できている部分と無意識の部分があって、無意識の部分から出ていることが根深いんじゃないかなと思ってる」と玉川氏は持論を述べたのでした。

さらに「事務的に起こるトラブルを含めて大丈夫なのかな…大丈夫っていうのも良くないのかもれないけれども、とにかく女性がなった時に責任を負わせてしまうのが僕はどうかなと思う」と長嶋さんが自身の発言を説明し続けるも、玉川氏は「結局女性という括りで見ているでしょ。女性だったらかわいそうという発想自体が男社会の男目線になっている可能性があるんじゃないのかなと思った」と、言及しました。

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無意識性差別に視聴者「結構やばい考え方」

森喜朗氏の後任に女性が就任した場合、「責任がいったらかわいそう」と発言し玉川徹氏から反論を受けた長嶋一茂さん。

すると両者のコメントの応酬に、番組を観ていた視聴者も反応して玉川氏に軍配が上がったと判断したようで、

「めっちゃ珍しく玉川に同意。一茂は自分がそもそも差別意識を持っているということを理解していない。本当にやばい考えだと思うよ」

「いやもう、一茂は変わらないよ。変わらないでこのまま森みたいになっていくんだよ」

「性差別に気づかない一茂、哀れだ…」

「玉川のコメントが今回森を含めた問題の本質だと思う」

「もう一茂を出すのはやめてくれ。一茂を見てると私が頭いいように思えてくるから」

などと、長嶋さんに対し厳しいコメントが寄せられました。

森氏を発端に発生した性差を巡る議論。

しかし、玉川氏の言葉通り無意識の差別に気づかない限り、この問題を根本から解決するのは困難なようです。

(文:有馬翔平)