画像:時事
昨夜、首相官邸で栃木県を除く10都府県で緊急事態宣言の延長を発表した菅義偉首相。
来月7日までと再度期限を設定したものの感染状況が好転した自治体は早期解除するという延長の内容を3日の「バイキングMORE」(フジテレビ系)が報じると、集団免疫について番組コメンテーターのおぎやはぎ・小木博明さんがある「質問」を口に。
すると番組MC坂上忍さんが慌てた様子を見せたことに視聴者が反応、「もしかしてタブー?」と動揺が広がる事態が発生しています。
おぎやはぎ小木博明、あのワクチンについて質問をぶつける
3日、昨夜首相官邸で行われた会見で栃木県を除く10都府県で緊急事態宣言の延長を発表した菅義偉首相の様子を「バイキングMORE」(フジテレビ系)が取り上げ、番組コメンテーターのおぎやはぎ・小木博明さんがある「質問」を番組MCの坂上忍さんにぶつけました。
連日新規感染者数が500人前後と、緊急事態宣言の解除目安である数値まで感染者が減少している東京都内。
しかし状況は好転しているものの、依然として医療現場のひっ迫していることなどを鑑みた政府は、早期解除もあり得るという条件つけて来月7日までの緊急事態宣言延長を決定しました。
この日、全国の新規感染者がどれほどまで減少すれば解除となるのか、専門家を招いて意見を伺った同番組。
医師・水野泰孝氏は「難しい」と前置きしつつ「完全に抑え込まなければならないというのが第二波の教訓である」とし、中途半端に解除してしまった場合は今春に予想されるお花見シーズンやゴールデンウイークなどで新規感染者が再び増加するという警鐘を鳴らしました。
さらに仮に第四波が来たとしてもその後も感染の波は定期的に続くという水野氏の予想に、「結局長期戦なんだよ」と坂上さんはため息をつき「ワクチンに期待する部分は大きい」と持論を述べました。
ただ悲観的なムードが漂うスタジオの中、コメントを求められた小木さんだけは「僕は全然急がなくていいと思うので」と堂々とした態度。
「GoToもそうだしオリンピックもいいかなって」、「世論の8割がオリンピック中止って思ってるんでしょ?」とコロナ収束後に予定されているイベントの数々へ諦念を明らかにしたのでした。
そして「1つ気になっていることがある」と疑問を口にした小木さん、「大阪ワクチンってどうなったんですか?」、「知事が自信もって早くできるって言ってたじゃないですか?」と昨年に大阪府知事の吉村崇知事が明言していたワクチンの存在について言及すると、坂上さんは慌てた様子で「まだまだですよ」と存在を否定。
「まだまだだから…今日は寝てて大丈夫」と声をかけらると、伊藤利尋アナウンサーがコーナーのまとめに入った直後に小木さんは目をつぶり居眠りするフリを見せてスタジオの笑いを誘っていました。
小木博明の大阪ワクチンへの質問に視聴者ざわつく
新型コロナウィルスの戦いがさらに長期化する可能性について議論が進む中、「大阪ワクチンはどうなったんですかね?」と吉村崇氏が明言したワクチンの存在について言及した小木博明さん。
しかし明確な答えは得られず、坂上忍さんから「寝てていいよ」とあしらわれる形になった状況に、番組を観ていた視聴者は不信感をあらわに。
「小木さんが大阪ワクチンの存在について触れててナイス!」
「大阪ワクチンの話題が出たらなんかMCが慌てた様子だった。あんなに吉村が強気で言ったのだからツッコめばいいのに」
「やだね忖度」
「坂上が強制終了したが、吉村が口だけっていうのわかっていたのか」
「小木さんが大阪ワクチンについて聞いていたが、『まだです』とぶった切らないでもっと情報を教えてほしかった」
「大阪ワクチンの名前を出した途端に『寝てていい』と言われて黙り込んでしまった。関西だけではなくテレビでの維新批判はタブーなのかもしれない」
などと、笑ってごまかした放送内容に疑念の声が相次いで寄せられていました。
試験は進んでいるという大阪ワクチン。
しかし放送で詳細が伝えられなかったのはまだ出すほどの情報がないのか、それとも視聴者が懸念している内容なのか…いずれにせよ今月末予定の接種開始には間に合わないようです。
(文:有馬翔平)