画像:時事
先週、自民党所属の若手議員らが73歳以上の議員の比例代表区、比例と小選挙区の重複立候補を制限する「73歳定年制」を堅持するよう党執行部に訴えたことを25日の「グッとラック!」(TBS系)が特集。
議員の定年制についてスタジオで議論が交わされましたが、番組コメンテーターのロンドンブーツ1号2号・田村淳さんも持論を述べました。
しかし、淳さんのコメントに首を傾げる視聴者が多くいたようです。
ロンブー田村淳、政治家の定年制に異議を唱え
25日、自民党の若手議員らが議員の立候補を年齢で制限する「73歳定年制」の堅持を党執行部に要請したことを「グッとラック!」(TBS系)が取り上げ、政治家の定年制に番組コメンテーターのロンドンブーツ1号2号・田村淳さんが持論を述べました。
73歳以上の議員の比例代表区、また比例と小選挙区の重複立候補を制限した同制度は昨年、中堅議員から「年齢の差で優劣をつけるのは議会制民主主義に反する」として撤廃の声が上がったもの。
しかし今年に入って、麻生太郎財務相や二階俊博幹事長の発言や態度に批判が殺到すると、議員の定年制に注目が。
この議員の定年制に「もっと働き世代の声を取り入れるべき」という賛成や、「若い議員だから庶民感覚があるとは限らない」という反対の声が一般市民から寄せられる中、淳さんは「麻生さんも二階さんもお年を召してしるからイヤだと思うわけじゃない」、「20代だろうが30代だろうが、こういう言い方されるのはイヤなんですよね」と、高圧的な物言いをすることに年齢は関係ないと主張。
そして「コロナ禍で少しでも歩み寄ってくれることがお二人にはないんだろうな」と、今回の問題を議員個人の人柄と指摘したのでした。
そして、麻生氏の態度について「怖いですよ!一対一で会ったら震え上がっちゃいますもん!」と重ね重ね批判。
その後、高齢であっても選挙を勝ち抜いている点にフォーカスを当てた淳さん。
「なんで麻生さんを選んでいるんですか、二階さんを選んでいるんですかというところに目を向けるべきだと思う」とコメントし、相次ぐ大御所議員のスキャンダル、失言が年齢ではないことを強調していました。
田村淳の意見に視聴者反発…「違和感しかない」
政治家の定年制に対し、年齢ではなく人格の問題として反対の意志を見せた田村淳さん。
しかし淳さんのコメントに、番組を観ていた視聴者からは反発が。
「淳のコメント、違和感しかない」
「定年制って言っても小選挙区は立候補できるんでしょ?あくまでも比例に名前が載らないだけなのであれば定年制は堅持するべきだと思うけど?」
「淳の意見がズレすぎ。選挙なんて国民が選ぶっていうより利権絡みで組織表が動いてるんだよ。その区が政治家の基盤になれば完全に固定されるからな」
と、選挙制度を引用した指摘が相次ぎ、さらには「麻生さんが怖いという発言が怖い」、「淳の麻生さんの発言を切り取った批判の方が問題だろ」と、マスメディアの報道の仕方を石を投げる視聴者の姿もありました。
平均年齢がおよそ55歳と決して若いとは言えない国会議員。
30代の国会議員を増加させるには定年制を導入し、当選する機会を増加させるしかないのでしょうか。
(文:有馬翔平)