画像:時事
年始年末の休暇を、来年1月11日まで延長するよう政府から要請が始まることを特集した26日の「とくダネ!」(フジテレビ系)。
最大17連休と前代未聞の休暇になることついて、スタジオでは賛否が巻き起こりました。
その最中、長期休暇に「反対」の意志を示した俳優・石黒賢さんの口から、耳を疑うような言葉が。
石黒賢、最大17連休の休暇延長にトンデモナイ爆弾発言…視聴者激怒「ブラック企業が減らない」
年始年末の休暇を来年1月11日まで延長するよう、西村康稔経済再生相が要請を出したことを特集した26日の「とくダネ!」(フジテレビ系)。
休暇の日数が増加したことに歓喜する人もいる一方、非正規雇用労働者やサービス業、医療従事者など連続して休暇を取得できない業種からは戸惑いの声も。
賛否はスタジオでも起こり大半が休暇延長に賛成する中、俳優・石黒賢さんは「反対」の意志を表明しました。
「もう始めましょうよ」
新型コロナウィルスの影響で、長期間の外出自粛が強いられた今年。
石黒さんは十分に外出自粛の期間を過ごしたとして、17連休などせずに通常通り生活をすべきだと主張したのです。
そして、意気込みを表すために「24時間働きましょう」と発言。
しかし、この一言に視聴者が眉をひそめる事態に。
「1人で働いとけ」
「生放送でそういうこと平気で言えるから、ブラック企業が減らないんだよ」
「すごい今の言葉が引っ掛かった」
などと、批判が多数寄せられました。
大流行「24時間戦えますか?」は現在…
「24時間働きましょう」という言葉で批判を集めてしまった石黒賢さん。
しかし過去、石黒さんが発言した言葉と酷似したフレーズが国内で大流行したことがありました。
それは89年、バブル経済の真っ只中の時代にエナジードリンク「リゲイン」に使用されたキャッチコピーで「24時間戦えますか?」というもの。
現在では考えられないフレーズですが、テレビCMは大ヒット。
同フレーズを含んだテーマ曲「勇気のしるし」は60万ものCDを売り上げる異例の売上を記録しています。
それから30年あまり、世相は反長時間労働と変化してきたこともあり、現在は同商品のキャッチコピーは「3、4時間戦えますか?」というものに変更されています。
新型コロナウィルスの影響で仕事が激減したとしても、それを巻き返すために「24時間労働する」という考えは遥か昔かに絶滅しているようです。
(文:有馬翔平)