画像:時事通信フォト
15日に放送された「スッキリ!」(日本テレビ系列)。
同番組MCの極楽とんぼ・加藤浩次さんが、豪雨被害を受けた熊本県のニュース内で、復興に関するコメントを口に。
すると、「何でスルー?」、「矛盾している」と視聴者から批判が殺到する事態に。
視聴者の怒りを買った加藤さんのコメントとは?
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加藤浩次、豪雨被災地を見殺しに?「矛盾してる」「なんで突っ込まないの!」と視聴者から批判が相次いだワケ…
15日午前に放送された「スッキリ!」(日本テレビ系列)。
この日、同番組MCの極楽とんぼ・加藤浩次さんが、豪雨被害を受けた熊本県の事情についてコメントを発しました。
球磨川が氾濫し、これまでに74人の方が亡くなった熊本県。
しかし、新型コロナウィルスの感染防止のためボランティアを県内在住者に限定したところ、人手不足に陥ってしまったのです。
結果、瓦礫も思うように片付けることはできず、給水車などが市街に入れないという、思わぬ二次災害が。
水道水には泥が混じり、それを使用して手を洗っている被災地の現状に、「厳しい状況ですね」と言葉を絞り出した加藤さん。
しかし、被災地の現状が「厳しい」としかコメントをしない加藤さんに視聴者から批判の声が上がることに。
「ボランティアはダメで、Go Toはやるって矛盾してるよね?なんでそれを言わないの?」
「誰も、Go Toとの違いに突っ込まないけど、気づかないフリしてる?」
今月末から開始される、「Go To トラベルキャンペーン」。
同キャンペーンは旅行者の一部代金を負担することで、観光地に足を運んでもらおうというもの。
しかし今月に入ってから、新型コロナウィルスの流行が再度拡大してきたことから、各地で反対の声が相次いでいるのです。
大阪府知事、東京都知事も疑問の声を上げる中、キャンペーンを主導する政府は「予定通り実行する」ことを発表。
現在、この強行にネット上で怒りの声が多く寄せられています。
「スッキリ!」でも、直前まで取り上げていた「Go to トラベルキャンペーン」。
それにもかかわらず、ボランティアが足りない状況を「厳しい」の一言で片づけてしまった番組出演者に違和感を覚えた視聴者が多かったのでしょう。
加藤浩次、「Go To トラベルキャンペーン」には疑問…気づかなかっただけか?
被災地のボランティア不足へのコメントで、批判が殺到してしまった加藤浩次さん。
しかし、その批判のきっかけとなった「Go To トラベルキャンペーン」に加藤さんは以前、「反対」の見解を示していました。
今月13日の「スッキリ!」での放送中、国土交通相の「前倒しでキャンペーンを実施する」という発言を取り扱った際、加藤さんは「かみ合ってない」と発言。
東京をはじめ神奈川、埼玉でも感染者が増え、大阪府でも感染者が増えた現状での「実施」に、首を傾げていました。
「Go To トラベルキャンペーン」には疑問を抱いていた加藤さん。
被災地のボランティア不足を、「Go To トラベルキャンペーン」と絡めてコメントできなかったのは、ただ単純に「気づいてなかった」だけだと思われます。
的確なコメントを口にすることが多い加藤さん。
それだけに、今回も期待が高まっていたのかもしれません。
(文:有馬翔平)