画像:EPA=時事
18日に放送された「世界一受けたい授業」(日本テレビ系列)。
今回ゲストとして登場した元サッカー日本代表の中田英寿さんが、珍しくテレビに出たと話題になっています。
中田さんはなぜ久々に、テレビに出演したのでしょうか。
元サッカー日本代表・中田英寿、日本の伝統文化について語る
18日に放送された「世界一受けたい授業」(日本テレビ系列)。
今回ゲストとして登場したのは、サッカー元日本代表選手の中田英寿さん。
中田さんは、ここ10年間で日本全国を周り、日本の伝統文化について学んだと話しています。
テレビにはほとんど出演しない中田さんですが、47都道府県をまわることで学んだ、日本文化の魅力を多くの方に伝えたいと思い、番組出演を決断。
同番組で中田さんは、「日本は素晴らしいのがまだまだある」と、日本の伝統的なお茶畑、鰹節作り、伝統工芸、日本酒といった文化を紹介します。
久々にテレビに出演し、日本の文化を伝える中田さんを見た視聴者は、
「中田英寿はサッカーでビジネスをしない。日本文化を伝承する活動してるのかっこいい」
「現役時代に誰が、中田英寿が日本文化を紹介する時代がくると想像できただろうか」
と中田さんがサッカーから離れ、日本文化に専念している事に驚きの声があがっています。
中田英寿が日本文化を学ぶ理由とは?日本文化を後世に残すために積極的に活動
10年以上の月日をかけて、中田英寿さんは日本全国をまわっています。
中田さんはなぜ、日本全国を周ることを考えたのでしょうか。
2006年のドイツ・ワールドカップ後に、サッカー選手を引退し、自分を見つめ直すために世界の90ヶ国を数年かけて見て周った中田さん。
世界を旅する中で、外国人から日本について聞かれた際、表面的なことしか答えられず、「日本の文化を何も知らない」と気づき、悔しい想いをしたそう。
中田さんは日本文化について深く知るため、2009年から日本中へと旅に出かけ、1600箇所以上の場所を巡り、日本の文化を探求したと告白。
知れば知るほど、日本のことを知らないということに気づき、まだまだ時間を使って全国を周り、多くの人にシェアしたいと中田さんは語ります。
現在は新型コロナウィルスの影響で、各地にでむくことは難しいとは思いますが、コロナが落ち着いたら、中田さんは活動を再開されるのでしょう。
多くの日本人が日本の伝統文化について理解できていない中、中田さんの活動で日本人独自の文化に興味を持つ人が増え、文化が守られていくのではないでしょうか。
(文:M.K)