20日に放送された「秘密のケンミンSHOW!」(日本テレビ系列)。
同番組で、江戸時代より前から続くとろろ汁飲食店「丁子屋」が紹介されました。
とろろ汁には美味しい食べ方があるそうです。
その食べ方とは、一体どのようなものなのでしょうか。
静岡県民が愛する自然薯!美味しい食べ方とは?
20日に放送された「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系列)。
この日、同番組で紹介されたのは、静岡県民が愛してやまない自然薯(じねんじょ)でした。
一般的に、スーパーマーケットで販売されている「長芋」は中国の固有種である山芋、一方で「自然薯」は日本の固有種である山芋になります。
自然薯は、長芋に比べると粘り気が非常に強いのが特徴。
そのため、値段も1kgあたり4000円と、長芋の数倍にあたる高値になります。
なぜ静岡県で自然薯が食べられるようになったのかいうと、歴史はさかのぼること400年前。
江戸と京都を結ぶ道路の1つだった東海道が、静岡県の沿岸地域に整備されると、沿岸地域の山間部で収穫した自然薯を旅人に振る舞おうと、とろろ汁を提供する店ができたのが始まり。
その後、天然物だけでなく栽培もされるようになって、静岡県は自然薯の生産、消費が全国でもトップの県になりました。
その静岡県での自然薯文化を支えてきたのが、静岡県静岡市にあるとろろ汁専門店「丁子屋(ちょうじや)」。
創業424年と、静岡県のとろろ汁専門店の中でも歴史は古く、その店舗は歌川広重の「東海道五十三次」にも描かれているほど。
同店のとろろ汁は、専売契約を結んだ農家から自然薯を仕入れ、出汁を使うのではなく白味噌で味をつけたものを提供。
食べ方にも流儀というものがあるようで、ザーザーと流し込むように食べるのが美味しい食べ方だとされています。
とろろ汁の丁子屋!インターネットでの販売はある?
静岡市にあるとろろ汁の専門店「丁子屋」。
とろろ汁の他にも、とろろを上げた「揚げとろ」や、自然薯の実である「むかご」の唐揚げなどメニューが豊富です。
では、遠方でも通信販売で購入できるものはあるのでしょうか。
しかし残念ながら同店は、通信販売は行っていないよう。
ただ、お土産は扱っている様子。
自然薯を生地に使用したどら焼きに、自然薯を練り込んだ羊羹、さらには地酒も購入できるようです。
店舗に足を運んだら是非、購入してみたいですね。
TEL:054-258-1066
(文:有馬翔平)