文:有馬翔平

大泉洋、ポンコツで大成しない?『ホンマでっか!?TV』でイジられるも… 視聴者から批判殺到

12日に放送された「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系列)。

同番組に出演した俳優・大泉洋さんが、周囲からイジられる目に。

しかし、その様子を観た視聴者から、批判が殺到しています。

視聴者の怒りを買った、大泉さんへのイジリとはどのようなものだったのでしょうか。

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大泉洋、「ポンコツ」「大成しない」とイジられる!視聴者「不快」

12日夜に放送された「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系列)。

この日、映画「グッドバイ~嘘から始まる人生喜劇~」(2月14日公開予定)に出演する小池栄子さん、水川あさみさん、そして大泉洋さんが登場しました。

放送は、「私たち怒っています」という登場した3人の、悩みを解決する内容に。

悩み相談の先陣を切った小池さんは、「一緒に食事をしていて、美味しいものを食べた時に目をつぶる人」に対して怒っていることを告白。

その人は、食事をして美味しいもの食べると、5分ほど目を閉じて「あぁ……」と余韻に浸るそう。

小池さんが、その人物のモノマネをして表現しますが、特徴のあるモノマネに、その人物が誰なのか少しずつ周囲も感づいていきます。

「5分も目を閉じてないわ!」と、思わずツッコミを入れた大泉さん。

大泉さんこそ、目を閉じて食事をする「その人物」の、張本人だったのです。

大泉さんは、目を閉じて美味しさを味わう理由について、「わざとでも何でもない、思わずつぶってしまう」と、無意識で行っていることを告白。

ただ、それを聞いた評論家からは、「食事を気にする人は、ポンコツ」と厳しい意見が。

評論家が言うには、「寝食を忘れて仕事に没頭する人間こそ、優秀な人間になる」とのことで、食事に気を遣っている大泉さんは、「役者として大成しない」とまで口にしました。

さらに、別の評論家からは、「目をつぶったら五感が鈍るので、味覚がおいしくなるわけがない」、「マヌケ」とまで言われてしまいました。

これに対して大泉さんは「ロクなこと言わない!」、「何で毎週、(番組に)出られるんだ?」と、評論家との口論に応じてスタジオの笑いを取っていました。

爆笑に包まれたスタジオの一方で、視聴者からは、

「1人の人間を寄ってたかって、いじめてるだけじゃん」

「何が面白いのか理解できない。ただただ不快」

「これってパワハラじゃないの?」

と、大泉さんへの発言を問題視する意見が相次ぎ、炎上状態に。

 

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大泉洋への発言は「イジメ」?過去にもバラティエ番組で…

「ポンコツ」、「マヌケ」などの言葉を、評論家から浴びせられた大泉洋さん。

しかし、そのことで視聴者から「イジメだ」という意見が相次ぎ、炎上状態に発展しています。

「ホンマでっか!?TV」のようなバラティエ番組では過去にも、「イジメだ」という意見が相次いで、問題になったことが多々ありました。

たとえば、2018年まで放送していた「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系列)では、「保毛尾田保毛尾」というキャラクターを登場させ、セクシャルマイノリティーの方への偏見を助長するような行為がありました。

他にも、バラエティ番組では若手の芸人が暴力を受けたりと、「イジメ」を思い浮かばせるような場面も、たくさん観られます。

ここまで、バラエティ番組が「イジメ」や「差別」、「偏見」で問題になる原因は、「イジメ」と「イジリ」の境目が曖昧だからでしょう。

未だに「いじる方に愛があればいい」という意見もあれば、「イジリ」も「イジメ」も同じことだ、という意見もあり、「イジメ」と「イジリ」の定義は確定していないのが現状です。

そして今回、スタジオと視聴者の間で異なる意見が生じた出来事は、この「イジメ」と「イジリ」の境目が曖昧だということを、再度浮き彫りにさせました。

これを機に、誰もが楽しんで観ることのできるバラエティ番組になることを、切に願います。

(文:有馬翔平)