23日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)。
同番組にゲスト出演したタレント・古坂大魔王さんが、現在ネット上で賛否両論を呼んでいる「100日後に死ぬワニ」騒動について言及しました。
「死」をテーマにしておきながら、最終回直後に映画化、書籍化とお金儲けを連想する発表が、炎上するきっかけとなった今回の騒動。
一体、古坂さんはどのような意見を述べたのでしょうか。
古坂大魔王「金儲けして何が悪い」と意見!
23日夜に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)。
この日、同番組にゲストとして出演したのは、コメンテーターやお笑い芸人として活躍するタレント・古坂大魔王さん。
放送最初のテーマは現在、ネットを中心に話題になっている「100日後に死ぬワニ」騒動でした。
同作品は漫画家・きくちゆうきさんによって、昨年12月中旬からTwitterで連載が開始され、残り100日の寿命が決まっているワニが、何気ない日常を過ごしていくというもの。
そして今月20日に寿命の日を迎え、ワニが交通事故に遭った描写を残して作品は最終回を迎えました。
しかし問題が起きたのは最終回の直後。
最終回がTwitterに投稿されてからおよそ2時間後、同作品の書籍化に映画化、さらにはいきものがかりが書き下ろしたテーマ曲までもが発表されると、それまで「感動した」と意見を寄せていたファンの態度が一変。
「死を金儲けに使うな」と批判が殺到し、きくちさんが弁明しなければならないほどの炎上状態に。
最終回が投稿されてから4日経過した24日現在も、まさに賛否両論の状態で、話題が収まる気配はありません。
この騒動について、古坂さんが私見を言及しました。
古坂さんは騒動に対して、「金儲けして何が悪い」と私見を述べました。
一般のテレビ局で放送しているアニメーションが放送終了後に、DVDや書籍を販売することと、今回の「100日後に死ぬワニ」の映画化や書籍化は同意議だというのが、古坂さんの考えのよう。
しかし放送を観た視聴者からは、
「問題は金儲けしてるかどうかじゃなくて、ステマ(ステルスマーケティング)してたかどうかでしょ」
「論点をずらすな」
と、批判が殺到する事態に。
古坂大魔王は電通に忖度している?過去には電通企画のCMに出演も…
現在、ネット上で話題になっている「100日後に死ぬワニ」騒動。
「金儲けして何が悪い」と、私見を述べた古坂大魔王さんに非難が集中しましたが、ステルスマーケティングしていた裏には、大手広告会社「電通」の影があったことも、問題視されています。
電通は国内広告会社のシェア率を大幅に占め、テレビCMなどをする場合は必ず同社を通さなければならないといけないほど大手中の大手企業。
するとここで、古坂さんと電通の繋がりが見えてきます。
古坂さんは過去、電通が企画したテレビCMにも出演していますし、テレビの舞台裏で電通関係者と会っている可能性は限りなく高いでしょう。
そうなると今回、「金儲けして何が悪い」という古坂さんの私見は、電通の機嫌を伺った発言とも取れてしまうのです。
音楽プロデューサーなど、業界の裏側でも働いている古坂さん。
タレントと裏方の2つの顔を持っている古坂さんはそもそも、この意見しか述べることができなかったのかもしれません。
(文:有馬翔平)