30日、シリーズ累計発行部数が2400万部を突破するほどの大ヒット漫画となった『ゴールデンカムイ』(集英社)の実写版映画の公開日とキャストが発表となりました。
主役に山﨑賢人さんや鶴見中尉役に玉木宏さん、土方役に舘ひろしさんといった面々が名を連ね、そのビジュアル解禁には多くの意見が殺到し、軒並みトレンド上位を席巻しました。
実写版『ゴールデンカムイ』鶴見中尉役に玉木宏!キャスト発表にネット大盛り上がり「全てを黙らせにきてる」「キタアアア!」
30日、シリーズ累計2400万部を突破するほどの大ヒット漫画となった『ゴールデンカムイ』の実写版映画の公開日とキャストが発表となりました。
2014年1月19日公開の文言とともに、元陸軍兵の主役・杉本佐一は俳優の山﨑賢人さん、凄腕のスナイパー役の尾形百之助は眞栄田郷敦さん、鶴見中尉役に玉木宏さん、土方歳三役に舘ひろしといった配役が発表され、ビジュアルが公開されるやいなやネットは大盛り上がり。
特に玉木さんが演じる鶴見中尉は、主人公とは別ルートで金塊を狙う情報将校ですが、日露戦争で前頭葉の一部を損傷し、両目の周囲の皮膚が剥け、常にホーロー製の額当を装着し、口髭を蓄えた異様な姿というビジュアルです。
残忍な言動が目立つ一方で巧みな話術を用いて相手の心情に寄り添い魅了する人心掌握術に優れ、そのカリスマ性に部下たちの中には彼に心酔する者も多いという狂気的で強烈なキャラクターが人気を博しており、玉木さんは原作のイメージをしっかりと再現。
公開されたビジュアルの、瞳孔が開き気味の狂気を秘めた笑みを浮かべる玉木さんをみて
《玉木宏さんの鶴見中尉で全てを黙らせにきてる》
《実写ガラスの仮面の月影先生を思い出すクオリティ》
《やっぱりキタアアア!!!》
《鶴見は本来ハンサムだし、玉木氏は頷ける。怪演を期待してしている》
《実写ガラスの仮面の月影先生を思い出すクオリティ》
など、玉木さんの配役に対する各々の思いを爆発させる意見が殺到し、一時は同作関連ワードがトレンド上位を軒並み席巻しました。
『ゴールデンカムイ』大ヒットの命運は鶴見中尉が握る!?
同作は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2014年から2022年まで連載された漫画が原作となっています。
北海道・樺太を舞台にした、金塊をめぐるサバイバルバトル漫画で手塚治虫文化賞のマンガ大賞(2018)を受賞するほどの大ヒット作。
原作者である野田サトル氏の2年間にも及ぶ準備期間で綿密に考えられたストーリーは、戊辰戦争・日露戦争・ロシア革命などの歴史ロマン要素のほか、狩猟・グルメ要素、アイヌなどの民俗文化の紹介要素をふんだんに盛り込むだけでなく、ギャグや名作・映画へのオマージュも入っているほか、各キャラクターの一癖も二癖もある持ち味は非常に見応えがあります。
どのキャラクターにもコアなファンが多くついているだけあり、
《精悍な顔立ちでワイルドなイメージで杉元は長瀬智也イメージ》
《金カムの杉元はぜったい長瀬智也だってば》
《圧倒的なフィジカルが必要なので、鈴木亮平・西島秀俊・伊藤英明あたりは必須》
《鈴木亮平が1人も出てねぇじゃねぇか》
など、自身のイメージしていたキャストと乖離を感じた人々からの書き込みもみられ、その注目度の高さが伺えました。
野田氏は「実写関係者の皆さんのゴールデンカムイに対する愛情を肌で感じた」とコメントを寄せており、久保茂昭監督は原作の大ファンだということを述べ、作品への強いリスペクトのあまり世界観の表現に対して「責任とプレッシャーがとても重くのしかかりました」としながらも、壮絶な入れ墨の争奪戦がクライマックスに向けどんどんと研ぎ澄まされた映像として描ききったたことをアピール。
「ぜひ、劇場の大画面でアイヌ文化、明治時代、大自然で展開する金塊争奪戦の大スペクタクルの始まりを感じて欲しい」と自信をのぞかせました。
主役の山﨑さんについては、実写版というと必ずキャスティングされるというイメージや、線の細さが「不死身の杉元」の異名を持つ鬼神のような佇まいとはかけ離れていることから否定的な書き込みが多くみられましたが、鶴見中尉の常軌を逸したサイコパスぶりで山﨑さんに喰ってかかる怪演が本作のキーとなるのかもしれませんね。
(文:Quick Timez編集部)