画像:時事
開催まで残り40日ほどと目前にまで迫ってきた東京オリンピック。
11日未明にIOC会長・バッハ氏が会見したことを「めざまし8」(フジテレビ系)が特集すると、45分間行われた会見を「肩透かし」と批判しました。
するとその中で、コメンテーターのメイプル超合金・カズレーザーさんがある心配を吐露する場面が。
カズレーザー、五輪開催批判のメディア各社へ皮肉
11日、同日午前0時過ぎから行われたIOC・バッハ氏の会見について詳細を伝えた「めざまし8」(フジテレビ系)。
その会見の内容に「肩透かし」と批判したことに、メイプル超合金・カズレーザーさんがある心配を吐露しました。
この日、45分間行われた会見の様子を伝えた同番組。
しかし会見では2分ほどしか東京オリンピックについて触れられなかったことから「我々も肩透かしという印象があった」と、バッハ氏の会見に首を傾げたのでした。
そして批判的な雰囲気の中でバッハ氏が「オリンピックは実施段階に入った」という発言に意見を求められたカズレーザーさん。
「もともと開催前提で話を進めていたので、状況が悪化していない以上は(中止に)触れる必要もない」とバッハ氏の発言の正当性を主張しました。
ただ、カズレーザーさんにはこのことより、注目すべき点があったよう。
「こういう番組は開催疑問視のスタンスをずっと取ってたじゃないですか」とこれまで各テレビ局の情報番組がオリンピック開催に否定的だったことを挙げ、オリンピック組織委員会が「番組で報道させてくれるんですかね?」と疑問を口に。
さらに「メダリストとかインタビューに答えてくれるんですかね?『あなたたち、やらない方がいいとか言ってたじゃないですか』ってなんないんですか?」ともコメントし、それまで批判的なスタンスだったスタジオの出演者の沈黙を誘っていました。
「なかなか言えない」報道のダブスタ指摘に視聴者大盛り上がり
オリンピック開催に批判を続けてきた各テレビ番組に対し、「報道させてくれるんですかね?」と遠回しに釘を刺したカズレーザーさん。
カズレーザーさんの含みのあるコメントにMC谷原章介さんは「僕自身は状況を整えて五輪を見たいという気持ちはずっと持ってます」と、個人的なスタンスを発信して回答を回避。
さらに「そういう意見もあるかもしれないですけれどね」と総括すると「でも実際アスリートにも影響が出てて、出場を見送るチーム出てきている」と話をはぐらかしました。
このカズレーザーさんのコメントが番組側に冷や汗をかかせた事態に番組を観ていた視聴者は、
「カズレーザー、ブッコンだな。ワイドショーに出てる人間でこれ言える人なかなかいないよな」
「カズレーザーさん言っちゃった!さあて、マスコミはどうする?」
「ほんとそれな。オリンピック始まったらどうせ手のひら返すんだから、批判もほどほどにしとけばいいのに」
などと大盛り上がりの様子を見せました。
先日、東京オリンピック中止を社説で訴えた朝日新聞が一方では「夏の甲子園」開催にノーコメントと、週刊誌によってダブルスタンダードが露呈したばかり。
東京オリンピックが開催された場合、特に競技の中継も行われるテレビ各局がどのように競技結果を伝えるのか非常に楽しみではあります。
(文:有馬翔平)