画像:時事
開催まで残り2ヶ月を切った東京オリンピック。
開催「反対」を支持する世論の声が6割に達する一方、IOCや政府は開催を推し進めているというズレについて28日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が特集しました。
するとその放送中、番組コメンテーターである長嶋一茂さんの態度に視聴者の視線が注がれることに。
長嶋一茂、IOCへ金銭開示要求「そろそろ出した方がいい」
28日、世論調査で「開催反対」が半数を上回った東京オリンピックについて、開催を推し進めるIOCの動きを伝えた「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。
その放送で番組コメンテーターの長嶋一茂さんが、IOCに対して金銭に関する数字の開示を要求しました。
この日、「信頼持って東京に」とIOC・バッハ会長の言葉を紹介した同番組。
しかし開催を進めるIOC、政府の行動に反して国民の理解がまったく得られていないことに一茂さんは「IOCが、政府がオリンピックをやらなきゃいけない理由が、国民に伝わっていない」とコメント。
さらに、国民の理解を得られない根底に「やっぱ数字だと思う」と指摘。
「オリンピックをやった時のIOCの利益、そろそろ出した方がいいんじゃないかと思います」と具体的な金銭の開示を要求したのでした。
しかし、「やらなかった時の損失は我々の税金でまかないますから、やったらこれくらい儲かります、やらなかったらこれだけ損失しますよというのがないと、誰が見てもお金なんだろうなってことは思っちゃうんですよ」という一茂さんのコメントに、スポーツライターの小林信也氏は「(IOCは)非営利団体だから右から左」、「年間で2000万円の経費をもらっている。メジャーリーグのコミッショナーが20億円もらっているという報道に比べればそんな巨額をもらっているわけではない」と解説し、一茂さんのコメントに反論しました。
「失礼です」一茂のアリエナイ態度に批判集中
IOCへ金銭にまつわる具体的な数字を開示するよう要求した長嶋一茂さん。
しかしその後、小林信也氏に反論されてしまうと一茂さんの態度に変化が。
「小林氏から指摘された直後からでした。一茂さんはそれからどことなく上の空のような状態で、番組恒例の片岡信和気象予報士によるストレッチでも一人だけ呆然。あの堅物で有名な玉川徹さんも全力でやっているのにかかわらず、まったく無表情で微動だにしなかったのです」(テレビウォッチャー)
すると、この不貞腐れたような一茂さんの態度に視聴者は激怒。
「一茂のせいで全然盛り上がらなかった…最低限の仕事しろよ」
「なんで一茂はあんなに偉そうなの?今日とくにやばい。金もらってんでしょ?最後のストレッチもやれよ」
「久々にテレビに憤ってしまった。長嶋一茂のやる気のなさにビックリした。こんな人たちにギャラを払ってテレビに出すんですか??だるそ~にしてるし、羽鳥さんから『疲れました?』とか言われてるし、羽鳥さんにも失礼です」
などと、批判が殺到する事態に。
明らかに態度が豹変した一茂さん。
オリンピックに関するコメントは共感を呼んでいたものの、プロらしからぬ様子に視聴者も口をつぐんではいられなかったようです。
(文:有馬翔平)