(※画像はイメージです)
16日に放送された「ありえへん∞世界」(テレビ東京)。
この日、同番組では茨城県取手市が特集されました。
取手市特有の食文化として、ご飯の上にあんこをのせるという一風変わった食べ方を紹介するも、取手市民からクレームが殺到しました。
一体、どのようなクレームが寄せられたのでしょうか。
「ありえへん世界」、誤ったご当地グルメの情報に市民からクレーム殺到
16日に放送された「ありえへん∞世界」(テレビ東京)。
この日、同番組では茨城県取手市が特集されました。
番組中盤、取手についての特集になるとナレーションで「一部の取手人がご飯の上に乗せる衝撃のモノとは一体?」という声のもと、取手市民のお宅にカメラが入り、夕食時の様子としてご飯の上にあんこが乗っている衝撃の画像が流れます。
スタジオでも「これは…凄いな」と衝撃的な映像に、開いた口が塞がらない表情を見せる出演者。
カメラが入った一般家庭では、それぞれが美味しそうにあんこご飯を口に運ぶだけでなく、揚げ物と一緒に食べるなど当たり前のように食している姿を見た視聴者からは
《取手市民だけどあんこご飯にのせねぇーよ》
《取手市民として白米に餡子乗せて食べるなんて文化見たことも聞いたこともないんだが》
《産まれてからずっと取手に住んでるけど、取手人はあんこをご飯に乗っけて食べると紹介されてて、一度も聞いたことなくて放送見てびっくりした。どこの話?》
《ごはんにあんこか…やらないな…取手人だけど。》
《ご飯にあんこ乗せてなんて人生で一度も食卓に出てきたことありません》
《茨城県人ですが取手でご飯にあんこのせて食べるの初めて聞いたよ!》
など、寝耳に水の情報に驚いた取手市民からのクレームが殺到しました。
あんこご飯、どこで間違えた?正しくは「ぼためし」
今回の放送で、取手市民はご飯にあんこを乗せないとクレームが殺到しましたが、「取手人じゃないけどあんこごはんするし普通に美味しいよ?」、「わたし取手の人ではないけどご飯の上にあんこ乗ってるの好きだよ! 実家でよく出たー」など、あんこご飯そのものは美味しくて、よく食卓に出るという意見も見られました。
そもそもあんこは餅米と愛称がよく、「ぼたもち」または「お萩」などとしてお彼岸の時期に食べられる風習があります。
そして、今回取り上げられたあんこご飯も、取手では「ぼためし」と呼ばれているもので、お彼岸などの法要時に食べられるもののよう。
日常的にいただく食べ物ではないことが分かりましたが、テレビではまるで日常的に食卓に出されるメニューのようなナレーションをしており、誤解を生んでしまったようです。
居ながらにして別の地域の文化に触れられるのがテレビの強み。
制作サイドは、誤った解釈で伝わらないような番組制作を心がけてほしいものです。
(文:Quick Timez編集部)