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反対多数で否決となった「大阪都構想」を問う住民選挙。
一夜明け、国内唯一の都である東京都の関係の発言が波紋を広げています。
「首都2つに見える」大阪都構想否決に、東京都は安堵…
1日、大阪市を解体して新たな4つ特別行政区を再編する「大阪都構想」を問うた住民選挙が行われ、15年同様、反対多数で否決されました。
この選挙結果を受けて、大阪都構想を先導してきた大阪維新の会ならびに日本維新の会の代表である松井一郎大阪市長が、任期満了後の政界引退を発表、各方面で様々な反響が相次いでいます。
しかし、大阪都構想否決に胸をなで下ろした中には、都道府県唯一の「都」である東京都の関係者もいたのだそう。
読売新聞社の取材によれば、大阪都構想が可決され、大阪「都」に名称が変更された場合、首都が2つあるように思われ、首都機能分散の議論が再燃する恐れがあるとして「日本の活力をそぐ可能性もあった」と東京都の関係者は指摘。
再燃を回避できたとして安堵の声を漏らしたのだとか。
「東京がそんなに偉いのか?」反発相次ぐ
しかし、東京都の関係者の取材内容が世間に露見すると、各地で反発が相次ぐことに。
「大阪『都』がなくても、首都機能は分散すべきでしょう」
「首都2つには見えないだろ、さすがに」
「なんでそんなに偉そうなん?東京」
「本物の首都は京都だから」
などと、SNSを中心に批判が殺到。
結果、回避したかったはずの「首都機能分散」の議論が発生する事態に発展しています。
(文:有馬翔平)