画像:時事通信フォト
女優の芦名星さんが14日、東京都内で死亡していることが判明しました。
詳しい情報は分かっておりませんが、死因は自殺とみられています。
芦名さんの死が予言されていたかのようなフェイク動画に物議が。
女優・芦名星さん、急逝 自宅マンションで自殺か
14日、女優・芦名星さんが東京都内の自宅で自殺をしていることが明らかとなりました。
同日、所属事務所が発表し、36歳という若さでした。
芦名さんは、2002年にモデルとしてデビュー後、2009年にはドラマ「猿ロック」(日本テレビ系列)でヒロインを演じるなど、幅広い活動をしてきた方。
大人気ドラマシリーズ「相棒」(テレビ朝日系列)やNHKの大河ドラマ「八重の桜」にも出演するなど、実力も折り紙付き。
さらに、最近では今年1月から放送されていた「テセウスの船」(TBS系列)にも出演、物語のキーとなる重要な役柄を演じておりました。
また、同日発売の『週プレ』(集英社)ではグラビアも披露しており、これからの撮影にも意欲的だったという芦名さん。
突然の訃報であるだけに、ネット上からは「信じられない」「ショックで言葉になりません」という反応が相次ぎました。
その影響力は大きく、今年に入って芸能界で自殺をする方が多いことから「芸能人の自殺」というワードが一時、トレンド入りする事態にもなりました。
芦名星さんの死去が予言?とあるYouTubeチャンネルのカラクリとは?
芦名星さんの突然の訃報に日本全土に悲しみが広がった一方、ネット上からはこのような疑問が。
「芦名星さんの死が予言されているんだけど、どういうこと?」
その指摘には、とあるYouTubeチャンネルのスクリーンショットが添付されており、動画のタイトルには「女優の芦名星が4にます」との文言が。
試しに、その動画を覗いてみると2020年8月29日に投稿されており、一見すると予言されていたかのような錯覚が。
さらに同チャンネルには、伊勢谷友介容疑者の逮捕、おのののかさんの結婚、菅義偉氏の総裁選当選、大坂なおみ選手の優勝など、予言動画は多岐にわたります。
しかしながら、このYouTubeチャネルのカラクリは意外なところにあります。
動画には音声は入っておらず、風景をひたすら撮影したものばかり。
そして、公開から数日が経過して事件や事故が起こった際に、タイトルだけを変えるという手法なのです。
これにより、現時点から視聴を開始すると公開日時などの観点から「予言」されたような錯覚に陥ります。
このチャンネル主が直々に暴露していたため、手法自体は間違いないのですが、「人の死」をも再生回数稼ぎに使用していることもあり、多くの批判が殺到しているのも事実です。
ニュースを見た直後にタイトルを変更するやり方は、昨今話題の「不謹慎系YouTuber」の一種と言っても過言ではないでしょう。
(文:服部慎一)