画像:時事
15日に放送された「有吉の壁」(日本テレビ系列)。
同番組に出演したお笑いコンビ「きつね」が、新作コントを発表しました。
しかし、そのコントに「既視感」、「見たことある」と、視聴者から「パクリ疑惑」が。
一体、新作コントにパクリ疑惑が持ち上がったオリジナルのものとは?
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日テレ「有吉の壁」にパクリ疑惑が?人気芸人のコントに視聴者「見たことある」と騒然…
15日夜に放送された「有吉の壁」(日本テレビ系列)。
この日、お笑いコンビ「きつね」が披露した新作コントに、盗作の疑いが視聴者から持ち上がりました。
きつねが披露したのは、「KOUGU維新」というコント。
ドライバーやヤットコと言った工具が擬人化し、ミュージカル風に踊るという内容のコントは、同番組MCの有吉弘行さんから「ダサい!」と評価されつつも、スタジオの爆笑を誘いました。
また視聴者の間でも、「おもしろい」と話題になり、「KOUGU維新」がTwitterのトレンドワードにランクインするほど話題に。
しかし、一部の視聴者から「見たことある」と盗作の疑いが。
「これ、刀剣乱舞でしょ?」
「『2.5次元』の雰囲気そのままだよね」
既視感を覚えた視聴者が口にしたのは、ソーシャルゲーム「刀剣乱舞」をはじめ、コミックスやゲームなどの原作にした舞台を公演する「2.5次元ミュージカル」のこと。
きつねが披露したコントは、この「2.5次元ミュージカル」にそっくりだと言うのです。
しかし、「見たことある」と言いつつ、同ミュージカルのファンはきつねのコントに満足したようで、「腹抱えて笑った」と満足した様子。
盗作というよりは、原作を意識した上で敢えて作った「オマージュ」だったのでしょう。
今、女性に大人気!『2.5次元ミュージカル』の魅力とは?
人気ミュージカルの雰囲気を醸し出した、新作コントを披露した「きつね」。
では、そのオマージュ先だと思われる「2.5次元ミュージカル」とは、どのようなものなのでしょうか。
人気コミックス「テニスの王子様」、「弱虫ペダル」、日本刀をイケメンキャラに擬人化させた上述のゲーム「刀剣乱舞」など、20、30代という若い女性を中心に話題沸騰中なのが「2.5次元ミュージカル」。
他のミュージカル同様、音響や脚本、時代背景などにこだわりることはもちろん、観客の心を掴んで離さないのが登場するキャラクターへの愛です。
例えば、「刀剣乱舞」では60を超すキャラクターが登場しますが、そのキャラクターが一人一人活躍できるように演出をしています。
全てのキャラクターが登場することで、観客へ「不平等さ」を感じさせづらくし、また自分の好きなキャラクター以外の魅力に気づくように構成されているのです。
人気番組にオマージュされるほど、話題沸騰中の「2.5次元ミュージカル」。
ミュージカルファンなら一度は観ておくべきでしょう。
(文:有馬翔平)