文:Quick Timez 編集部

EXILE ATSUSHIの「ライム病」実は家にいるアレから誰でも発症する危険性あり?ワクチンは日本にまだ届いてない?

ATSUSHI

ダンス&ボーカルグループ「EXILE」のATSUSHIさんが27日、Instagramを更新。

3月から続いている体調不良についてインスタライブで詳細を語り、一酸化炭素中毒がきっかけでメニエール病を誘発してしまい、検査の結果ライム病が判明したことを告白しています。

“メニエール病”や”ライム病”とは、一体どのような症状が起きる病気なのでしょうか。

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EXILE・ATSUSHI、今年3月以降の体調不良について詳細を語る

27日、ダンス&ボーカルグループのEXILE・ATSUSHIさんが公式の配信チャンネルとインスタライブで、今年3月から続いている体調不良について詳細を語りました。

一酸化炭素中毒がきっかけでメニエール病を誘発してしまい、検査の結果、ライム病が判明したことを告白しています。

ATSUSHIさんはトレードマークのサングラスを外し、素顔でリラックスした様子で登場。

配信冒頭でATSUSHIさんは、体調不良の原因である「一酸化炭素中毒」についてさまざまな臆測を呼んでいることに触れ、当時の状況を説明します。

3月に訪れたレストランの個室内で料理を温めるガスコンロやオイルヒーターの火がたかれており、自身とスタッフ1人がその場で酸欠による体調不良に陥ってしまったことを明かしました。

その後スタッフは1ヶ月ほどで症状が治まったとのことですが、ATSUSHIさんは2ヶ月半ものあいだ頭痛や吐き気に襲われ続けたといい、「とにかく横になる、休む」「運動もできなくて」「ほんとにきつくて外にも出れない」と、当時の深刻な状況を振り返りました。

ようやく6月ごろに症状は半減したそうですが、なんと3ヶ月間の療養生活によりメニエール病が誘発され、急に立ち上がった瞬間などに頭痛や横揺れ系のめまいを感じるように…。

ピーク時に比べると体調は良くなったものの、ステージに立つことはできないと感じていたそうです。

さらに長期間の療養によりうつ気味になってしまい、自宅で首の痙攣が止まらなくなり救急車で運ばれたこともあったというATSUSHIさん。

「どん底な感じにさいなまれて、エネルギーが全く湧いてこない時期が2週間も続いた」「自然療法が好きだったけれど、ステロイドを処方していただいて、ゼロだった自分を50くらいまでにはどうにか戻せた」としながらも、さまざまな検査や治療を探し回ったといいます。

そして、あるクリニックで複数の検査を受け、その結果として「ピロリ菌」と「ライム病」が明らかになったとのこと。

ATSUSHIさんは、ライブツアーや制作などで激務の日々を送っていて免疫が落ち、体内に潜伏していた菌から発症したのではという医師の見立てを語りつつ「一酸化炭素中毒の後遺症はまだある。でもライム病については、最善を尽くしてみようかと思ってるんです」と、海外にまでその手がかりを探ろうと話していました。

そして、「もし中途半端に復活してダメになってしまうと、こんどこそファンの方々にも、メンバーのみんなにも、会社の皆さんにも申し訳ない」「リラックスしながらでも、今できることをやって、本当に復活するときには『ATSUSHI来たじゃん!』『しかもパワーアップしてるじゃん!』と皆さんに言ってもらえるように頑張っていきたい」「時間を無駄にしないように前向きに生きていきたい」と決意を込めていました。

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メニエール病について

「めまい」と「吐き気」の発作が繰り返し起こる病気です。

一般的には「耳鳴り」や「難聴」をともない、発作は数分で治まることもあれば数時間続くこともあります。

また、長期間にわたって何度も発作を繰り返す人もいれば、一回かぎりの人もいます。

30~50歳代に多く、高齢者にあまりみられないのも特徴的。

発作を繰り返すと、耳鳴りが残ったり、難聴が進んだりすることもありますが、症状には個人差があるそうです。

ライム病について

マダニなどに潜伏している菌が媒介する病気で、疲労感や悪寒、発熱、頭痛、項部硬直、筋肉痛、痛みを伴う関節の腫れなどの症状が現れるそう。

厚生労働省の公式サイトには、

「3~32日間の症状のない期間があった後、赤い発疹、疲労、頭痛、関節痛、筋肉痛や首が動かしにくいという症状が現れます。悪化すると、脳や心臓に障害が出るようになり、死亡することがあります。なおった場合にも1週間から数年にわたって皮膚や関節に後遺症が残ることがあります」

と記されていました。

日本では1980年代後半に初めて報告され、主に本州中部(長野県、群馬県、新潟県、福島県など)や北海道で報告例が多いようです。

日本紅斑熱やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)など、他のマダニ媒介感染症より報告数は少ないものの、病原体の細菌を持つマダニや宿主のネズミなどはライム病が広がっている米国などとそれほど変わらず、かかってもライム病とわからない患者が潜在的にいるのではないかと考えられています。

現在予防を目的としたワクチンはないため、予防するにはダニに咬まれないようにすること。

ダニに接触した可能性がある場合は、可能性がある状況になる度に全身を入念に点検し、ダニが見つかれば取り除く必要があります。
ライム病の感染は、通常はダニが1日半以上にわたり付着して初めて起こるため、体にダニがついていないかチェックすることが効果的とのことです。

ちなみに、人から人へ感染することはないようです。

(文:Quick Timez 編集部)