2月3日(金)放送の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ)にギタリストで俳優のMIYAVIさんが出演。
アンジェリーナ・ジョリーさんが監督を務めたハリウッド映画に出演した際の悲しいエピソードを語りました。
MIYAVI、努力して演奏をした三味線のシーンが全カットされる
2月3日(金)放送の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ)にギタリストで俳優のMIYAVIさんが出演。
自身をめぐる悲しすぎるエピソードを告白しました。
世界的に活躍しているギタリストとして知られるMIYAVIさんですが、俳優としても活動しています。
当時、監督を務めていたアンジェリーナ・ジョリーさんから「三味線弾けるの?」と尋ねられると、三味線を弾けなかったMIYAVIさんは映画のために津軽三味線演奏家の上妻宏光さんの下で猛練習をし、撮影に挑んだんだとか。
努力の甲斐あって、現場で演奏を披露するとキャストもスタッフも大盛り上がりで撮影を終えたそうです。
しかし、いざ完成した映像を見たMIYAVIさんは愕然。
なんと三味線の演奏シーンはまさかの全カット。
「なんでやねん」と不満に思っていたMIYAVIさんは試写会で再会した監督に「カットされてたけど?」と詰め寄るも、「Sorry(ソーリー)」の一言で済まされたという悲しい体験を明かしました。
演技経験ゼロでいきなりの大役
この時MIYAVIさんが出演したのは、2014年公開の『アンブロークン不屈の男』というノンフィクション映画。
人気女優であるアンジェリーナ・ジョリーさんが監督を務めたことで話題となり、日本でも公開を待つファンも多かったようです。
しかし、本国アメリカで公開後、週刊誌が本作を「反日映画」と報じたことからネット上では大炎上となり、日本では上映自体が危ぶまれる事態に。
物語のあらすじとしては、1936年、ベルリンオリンピックに5000m走のアメリカ代表として出場した青年ルイス・ザンペリーニが、次回大会である東京オリンピックへの出場を目指すというもの。
しかし、日中戦争で日本が開催権を返上したことで、オリンピックの開催は中止されることに。
ルイスは、アメリカ陸軍航空隊へ入隊するも、ある日搭乗した飛行機がエンジントラブルで太平洋上に不時着してしまいます。
47日間もの漂流から生き延びたものの日本海軍の捕虜となり、それから2年間、捕虜収容所で過ごしたルイスは収容所所長の渡辺伍長から酷い虐待を受けることになるというもの。
渡辺伍長役を演じたMIYAVIさんは本作のインタビュー映像の中でも、「それまで演技経験がなかったため、突然の大役へのオファーに不安があった」と出演するかを迷ったことを明かしています。
しかし、アンジェリーナ・ジョリーさんの「国と国とをつなぐ架け橋となる作品を作りたい」という言葉に胸を打たれ出演を決めたとのこと。
「以前の日本とアメリカのように対立関係にある国々がこの瞬間にも存在している。そして映画の主役は戦争ではなく、ルイスだ」と語っています。また、MIYAVIさんは演奏と演技の仕事の共通点を「一番大事なのは感情と情熱を込めることだ」と語っているだけに、主人公心情とMIYAVIさんの体当たりの演技に注目の作品となっています。
(文:Quick Timez 編集部)