文:有馬翔平

「二度と買わない」タイツメーカー『ATSUGI』、コラボ企画が『性的消費』と大炎上…不買運動も発生

(※画像はイメージです)

「タイツの日」であった2日、インナーウェアメーカーであるATSUGIが発案した企画が波紋を広げています。

主な購入者である女性から、批判が集中しているそのワケとは?

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タイツメーカー「ATSUGI」、コラボ企画が『性的消費』大炎上…不買運動も

並べた形や必ずペアであることから全国的に「タイツの日」だった2日、タイツをはじめインナーウェアを手掛けているメーカー「ATSUGI」が発案した企画が、SNSを中心に波紋を広げています。

話題を集めているのは、複数のイラストレーターに同社製品のタイツを履いた女性を描いてもらった「ラブタイツ」というコラボレーション企画。

2日の朝から夜にかけて実に25枚のイラストが、同社SNSの公式アカウントで紹介されました。

しかし、タイツのメイン購入者層であるはずの女性がこのコラボ企画に激怒。

紹介されたイラストが男性の性的欲求を満たすものだとして、

「女性を性的な目で見るのが面白いみたいなジョーク、辞めませんか?」

「マジでやめろ。どこ見てマーケティングしてんだよ」

「タイツを買う人向けのPRになってない」

「ただただ気持ち悪い」

などと、同社のSNSアカウント宛てに批判が殺到し、たちまち炎上状態に。

炎上は翌3日朝になっても収まらず、現在は「ATSUGIの商品を買うのをやめた」、「ATSUGIの商品全部捨てた」と不買運動にまで発展しています。

 

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連発するメーカーと購入者層の『ズレ』…過去にはタカラトミーも

ATSUGIが企画したコラボレーションがきっかけで巻き起こった炎上騒動。

しかし、似たような出来事が先月にも玩具メーカー「タカラトミー」が起こしていました。

先月21日、「#個人情報を勝手に暴露します」というハッシュタグをつけて、同社の人気キャラクター「リカちゃん」の身長や体重などの情報をSNSに投稿。

この投稿が「悪質なジョーク」だとして、購入者層である子供の保護者から批判が集まったのです。

どの企業も簡単に自社製品をPRできるようになった時代。

これもインターネット時代が生み出した、一つのデメリットなのかもしれません。

(文:有馬翔平)