文:有馬翔平

10月2日は『豆腐の日』!木綿と絹ごしなら『木綿』一択しかないワケ

(※画像はイメージです)

私たち日本人にとって馴染み深い食べ物「豆腐」。

本日10月2日は、その語呂合わせから「豆腐の日」とされています。

豆腐といば「絹」、「木綿」と大きく2つに区別されていますが、この2つの豆腐にはある決定的な違いあるのをご存知でしょうか。

今日から豆腐の見る目が変わる、その違いとは一体?

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10月2日は「豆腐の日」!木綿、絹ごしに充填豆腐と種類もたくさん!

日本人の食べ物と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

米、味噌、醤油……などなどたくさんの食品が挙げられますが、その一角に必ずと言ってもいいほど名前を連ねているのが「豆腐」です。

豆腐は平安時代、海を渡り派遣された遣唐使であった空海が持ち帰ったとも言われ、室町時代に全国に普及しました。

その後、江戸時代には庶民の主食を飾るようになり、あまりの市場の大きさに幕府も目を光らせていたのだとか。

現代も広く食べられる豆腐、本日10月2日はその語呂から「豆腐の日」とされていますが、豆腐にもいくつか種類があるのご存知でしょうか。

スーパーなどで見かけるのは大まかに「絹ごし」、「木綿」、そこに最近では「充填」というものがあるのだそう。

では、その違いとは何なのか。

まず「絹ごし」は濃い豆乳ににがりを加えて、そのまま固めたものを表し、滑らかな食感でサラダ等にも用いられます。

一方、「木綿」は一度固めた豆腐を崩し、水分を絞って再度凝固させたもので、豆の味の濃さ、崩れにくさなどが「絹ごし」とは異なります。

メジャーな2種類とは別に新たに登場したのが「充填豆腐」。

これは容器に入った豆乳を凝固させパックにして商品化したもので、水に浸っていないまさに「現代の豆腐」のことです。

それぞれ、形や味は違えど同じ豆腐。

ただ、その中でも人気にハッキリとした格差が生じています。

過去、とある企業が調査したアンケートによると、「一番好きな豆腐」で多くの消費者に支持されたのは「絹ごし」、その割合およそ6割強という結果に。

ただ「絹ごし」が選ばれた理由を確認すると、「木綿は食べにくい」、「木綿の味は好きじゃない」などと、「木綿」が苦手ということが大半。

歴史的に見れば「木綿」の方が古く、「絹ごし」はぽっと出の豆腐。

しかし、ある部分においては「木綿」の方が圧倒的に優れているのです。

 

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買うなら「木綿」一択?明らかな栄養の違い

「木綿」と「絹ごし」の決定的な違い、それは含まれる栄養素にあります。

具体的な成分で申しますと、タンパク質、鉄分、カルシウムが「絹ごし」よりも1.3倍も多く含めれていることが明らかになっています。

これは上述した製造過程の違いによるものが大きく、一度崩した豆腐を再度固めたことで「木綿」は栄養素が濃縮されるのです。

女性には嬉しい鉄分も多く含んでいる「木綿」、栄養素だけで選ぶなら「木綿」一択なのです。

(文:有馬翔平)