画像:時事通信フォト
1898年10月1日、東京市が一般市となったことを記念して制定された「都民の日」。
都内の施設が無料になったり、公立学校が休校になったりと、本来都民にとっては有難い一日ですが、今年は異変が生じているよう。
「差別だ」と都内各地から悲鳴が上がっている、そのワケとは?
今年で68回目「都民の日」に異変?「差別だ」とクレームが多数上がったワケとは?
全国の都道府県にあるであろう、その都道府県誕生を祝う独自の祝日。
10月1日は全国で唯一の都である東京が誕生した日であり、1952年から「都民の日」に制定されたことで東京在住の人の間では祝日として広く知られています。
「都民の日」は公立学校が休校になる他、上野動物園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園など都立の施設、さらに遊園地の「よみうりランド」が入場料無料になるなど、都民限定のオトクなことが。
しかし、今年はその「都民の日」に異変が起きているよう。
「差別だ」
「この差って何なの?」
一部都民から上がった悲鳴、その原因は「都民の日」を満喫できない人が存在しているということでした。
特にその格差が顕著になったのは都内の学校に通う学生。
上述の通り都内の公立学校は本来であれば休校なのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で長期間学校を休校しなければならなかった影響で、「都民の日」を返上して授業を執り行う学校が増加したのです。
ただ、全ての公立学校が「通常授業」という形態を取ったわけではなく、例年通り祝日として休校になった学校も。
「都民の日」を満喫できる学生、できない学生に分断されたことで、後者に分類さえれしまった学生から悲鳴が上がることに。
また本日からGotoトラベルキャンペーンに東京都も追加になったことで、同キャンペーンを使用する絶好の機会だった今年の「都民の日」。
「予定が狂った」と主婦層からのクレームも上がっており、この生じた格差は影響は少なくないのかもしれません。
(文:有馬翔平)