画像:時事通信フォト
9日に放送された「中居正広 ON&ON AIR」(ニッポン放送)。
同放送で、5日に放送の「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系列)での、オンエアーされなかった落語家・笑福亭鶴瓶さんの怒りを、元SMAP・中居正広さんが語りました。
鶴瓶さんは何に、怒っていたのでしょうか。
オンエアーされない、笑福亭鶴瓶の政府に対する本音!視聴者からは多数の賛同の声
9日に放送された「中居正広 ON&ON AIR」(ニッポン放送)。
同番組で、パーソナリティの元SMAPの中居正広さんが、5日放送の「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ)の収録の裏側を暴露しました。
暴露した内容は、「ザ!世界仰天ニュース」で中居さんと同じくMCを務める落語家の笑福亭鶴瓶さんが、新型コロナウィルスに対策を即急にしなければ、と強く叫んでいたとのこと。
鶴瓶さんは、「知り合い亡くなってんねん、仲間亡くなってんねん、なんとかしてくれや。もっとこれ早うしてくれたら、死ななかったやないか。」と、政府に対する不満を、中居さんに投げかけていたようです。
鶴瓶さんの話す「仲間」とは、先月新型コロナウィルスで亡くなった、お笑いタレント・志村けんさんのことをさし、鶴瓶さんは志村さんの死をものすごく悼んでいる様子。
鶴瓶さんの想いを聞きいた中居さんは、普段怒ることのない鶴瓶さんの「すごく奥底にねむるもどかしさや、ジレンマを初めてみた」と驚いた様子でした。
この番組のリスナーからは、
「鶴瓶さんの想いわかります」
「もっと早く対策してくれれば、こんなに拡大しないで済んだのに…」
と、鶴瓶さんの「オンエアーでは聞くことが出来ない想い」に、同意する声が多く寄せられました。
笑福亭鶴瓶、現政権に対する不満を爆発!
新型コロナウィルスの対策について、笑福亭鶴瓶さんは現政権への不満の声を漏らしました。
鶴瓶さんは中居さんの発言にもあるように、普段は温厚な方ですが、現政権に対して、他にも不満の声を発しているのでしょうか。
10日に放送された「ヤングタウン日曜日」(MBSラジオ)の生放送で、検察庁法改正案に対して疑問の意を投げかけていました。
検察庁法改正案とは、検察官の定年を63歳から65歳に引き伸ばし、幹部に対する定年も、内閣や法曹が認めれば、最長3年間そのポストにとどまれるというものです。
検察庁法改正案に対して、鶴瓶さんは「こんなことで今、法案通したりすんのおかしい。今せんと、コロナ対策に必死にならないと。それしないとみんなおかしいと思ってるよね」と、批判的な意見を述べました。
新型コロナウィルスの影響で、国の行動が政府に一任される中、鶴瓶さんはその判断の遅さと、行動が誤っていることを指摘。
また、「いい政治家と悪い政治家が分かる。俯瞰(ふかん)でみられない政権をやっとんなという感じで。歴史の教科書にあかん人の名前が出てくるでしょうね」と、今の時代が負の歴史として語れると発言。
鶴瓶さんは、現政権に対して怒りの意を表していました。
盟友・志村けんを悼む笑福亭鶴瓶、温厚な性格なのに…怒りをあらわにする理由とは!?
普段、温厚な性格として知られる笑福亭鶴瓶さんは、なぜ怒っているのでしょうか。
鶴瓶さんは、志村けんさんを新型コロナウィルスで失ったことを、心から悼んでいます。
2人は、毎年正月恒例の特番「志村&鶴瓶のあぶない交遊録」(テレビ朝日系列)に共演する仲であり、鶴瓶さんは「もう一度共演したかった」と胸中を吐露。
志村さんを失った悲しみと、行き場のない怒りの矛先が、コロナの感染拡大を許してしまった政府に向いているのだ、と思われます。
現政権の対策に不満の声をあげる鶴瓶さん。
影響力の強い鶴瓶さんの声が政府に届き、迅速な対応をしてくれることを祈るばかりです。
(文:M.K)