4日未明、声優のTARAKOさんが逝去しました。
TARAKOさんは国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系列)の放送開始当初より主人公・まる子役を演じ続けており、その声は唯一無二のもの。
あまりにも大きな損失となったTARAKOさんの急逝ですが、後任の声優や報じられていないTARAKOさんの死因について調べてみました。
『ちびまる子ちゃん』、まる子役のTARAKOが急逝!
4日未明、声優のTARAKOさんが逝去しました(享年63歳)。
TARAKOさんは国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系列)にて、放送開始当初より主人公・まる子役を演じ続けており、その声は唯一無二のもの。
同アニメの公式サイトには、9日に「お知らせ」と称してその訃報を伝え哀悼の意を表しました。
主要キャストらのコメントも発表されており、急な訃報に深い悲しみと喪失感を覚えていることがひしひしと伝わってくるコメントばかり。
なお、TARAKOさんが『ちびまる子ちゃん』に出演した最後のエピソード「『まる子、水の味がわかる?』の巻」は24日に放送予定とのことです。
『ちびまる子ちゃん』、まる子役の後任予想5選
公式サイトでは、TARAKOさんが出演した最後のエピソードの放送終了以降は、当面の間、過去に放送した作品を再放送することを告知。
「後任の声優、後任による放送開始時期については現在対応を検討しているところ」としており、アニメ継続の意向を示しました。
では、一体、後任の声優候補は誰なのでしょうか。
TARAKOさんのキャスティングについては、当初、他の声優で内定していたところ、原作者である故・さくらももこ氏がイメージと違うとし、再度オーディションを行い、自身の声と似ていたTARAKOさんが選ばれたという経緯があります。
TARAKOさんとさくらももこ氏が出演したラジオでは、二人の声の聞き分けがつかなかったリスナーが殺到するなど、もはやTARAKOさんはまる子そのもの。
雰囲気をガラリと変えて一新するのか、似たようなふんわりと温かみのある声優を後任として立てるのか予想してみました。
予想1:犬山イヌコ
声がTARAKOSさんと似ているとされ、後任候補として筆頭に名前が挙がっています。
代表作には『ポケットモンスター』シリーズのニャース役などがあります。
予想2:水田わさび
代表作は『ドラえもん』のドラえもん役です。
初代の大山のぶ代さんから引き継いだ声優としてあまりにも有名な方ですが、声質はもちろん、2代目という大役を引き継いだ重圧に負けない精神力を推す声優ファンは多いようです。
予想3:悠木碧
代表作に『魔法少女まどか☆マギカ』での鹿目まどか役、映画『君の名は。』で主人公の親友・名取早耶香役、『妖怪ウォッチ』では未空イナホなどがあります。
独特のイントネーションが特徴とされている声優です。
主に幼児から高校生までの少女を演じることが多いが、時には少年役や大人の女性役を演じることもあり、若年ながらも長い芸歴に比例した実力は確かなものとして期待されています。
予想4:種崎敦美
一重に声が柔らかく、まる子の温かな雰囲気や時にシュールな部分を上手に表現でき、新しいまる子像を見つけられると期待されています。
主に幼児から高校生までの少女を演じることが多いものの、時には少年役や大人の女性役を演じることもあるなど、その演技の振り幅は広く、芸歴の長さと比例した実力に信頼を置かれているため演じてほしいと願う書き込みがちらほらみられました。
予想5:金田朋子
同アニメと同じ国民的アニメ『サザエさん』ではタラちゃんの声を担当しているとても有名な声優です。
地声は子どものような特徴のある声であることから、主に幼女・少女役の担当が多い金田さん。
プライベートでは笑上戸で明るい性格とされ、天然な性格と機械な言動がバラエティ番組では人気を博し、顔出し出演も多い声優です。
共演者らともすんなり打ち解けられるのではないでしょうか。
自身の声と似ているTARAKOさんが選ばれた経緯を考えると、すでにさくらももこ氏が鬼籍に入っているとはいえ、後任の声優をテレビ局の都合で決定することは許されることではありません。
すでに主要キャストにおいてはまる子の姉・さくらさきこも「2代目お姉ちゃん」となっており、まる子のおじいちゃん・さくら友蔵は3代目に移り変わっています。
主要キャラのイメージを大切に引き継ぎ、国民的アニメにまでなった「ちびまる子ちゃん」のため、後任が「まる子」をどのように理解し演じるのかが最も気になるところで、誰が演じても批判は免れず大きなプレッシャーとなることでしょう。
TARAKOの死因は自殺?
同アニメの公式サイトには死因について触れられていません.
急な訃報だったことから「自殺ではないか」との憶測も広がっていますが、詳しいことは調べても出てきませんでした。
2024年に入ってからは、体調を崩しがちだったとされ、療養しながら活動を継続していたが容体が急変したという情報も。
TARAKOさんのX(旧Twitter)には、2月にマスク姿で車椅子に腰掛けて収録されている様子が投稿されていました。
代えのきかない仕事であることや、待ってくれているファンのために体調不良をおして仕事をすることも多かったのかもしれません。
同アニメとTARAKOさんのファンからは
《ファンしてはTARAKOさんの声で育って来たからね、まるちゃんの声はTARAKOさんしか考えられない》
《声優交代はもはや宿命だけど、今は何も考えたくない》
《彼女の代わりはおそらくいない》
《潔く終了させて》
《代役をすぐ見つけなくてもいい》
《再放送が最高の供養》
など、その訃報は強い衝撃と深い悲しみをもって、受け入れられないという書き込みが相当数寄せられました。
TARAKOさんの世界観で育ってきた世代にはとても辛いニュースとなりましたが、アニメの放送継続は既定路線であるとして、2代目まる子の声を聞き育っていく世代が生まれようとしています。
(文:Quick Timez編集部)