右肘靱帯の損傷が発覚し、今季残り試合の欠場を発表したエンゼルス・大谷翔平選手。
中東から3カ月の実働で3千億円の提示をされたという噂に注目が集まっています。
カネで動く男ではない大谷選手、今後一体どうするのでしょうか。
大谷翔平に中東から超巨額のオファーか
右肘靱帯の損傷が発覚し19日に手術を受けたという、エンゼルス・大谷翔平選手の今季残り試合の欠場が決定しました。
どうせポストシーズンに出られないエンゼルス。
もうすぐ終戦なのだからそんなに急がなくてもなんて思ったりもしますが、メジャー研究家の友成那智氏いわく、「トミー・ジョン手術を受けると、投手としては術後最短14カ月で復帰可能ですが、野手なら6カ月少々で打席に立てます。つまり、このタイミングで手術を受ければ、打者として来季開幕にギリギリ間に合うのです」
ご存じの通り、大谷選手は今オフにFA権を取得します。
手術によって、その契約額はどれほど変動するのでしょうか。
「当初は10年総額7億ドル(1033億円)とも報じられましたが、おそらく5億ドル(738億円)程度に目減りしたと思われます」(同)
具体的には、打者としての年俸を3500万ドルとすると10年間総額で3億5千万ドル。
これは変わりませんが、問題は投手としての年俸。
3度目のトミー・ジョン手術の成功率は極めて低いそう。
今回が2度目となる大谷選手に後がなくなりました。
また、これまではフル稼働でしたが、故障を恐れて登板数が減るかもしれません。
その結果、年俸はエース級下位レベルに相当する2500万ドル程度に落ち着きます。
それで6年間稼働するとして1億5千万ドル、投打しめて5億ドルというわけです。
2億ドル近く減ってしまったことになりますね。
しかし、そんな細かい計算をせせら笑うかのように、潤沢な資金で虎視眈々と大谷選手を狙う勢力があります。
先ごろ産声を上げた「ベースボール・ユナイテッド」。
アラブ首長国連邦(UAE)に本拠を置く新たな野球リーグです。
詳しくは以下をご覧ください。
オイルマネーの威力!?
既にUAEのドバイ、アブダビ、インドのムンバイ、パキスタンのカラチを本拠地とする4チームの創設が発表され、今年11月にドバイでリハーサル大会を開催予定。
その後、さらに新チームを加え、来年から本格稼働します。
通算703本塁打のプホルス選手ら名だたるメジャーOBも創始スタッフに名を連ねているという。
しかし、中東や南アジアに野球を観る人なんているのでしょうか。
「これらの国では、野球と共通点の多いクリケットが盛んですから、素地はあると思いますよ。11月の大会もクリケット場で開催されます。他競技に流用しにくい野球場は建設コストが普及のネックとされていますが、クリケット場があればその心配はありません」(スポーツライター)
そして、中東といえば”オイルマネー”。
今、中東各国はスポーツ分野への投資を進めているそう。
サッカーでは、マンチェスターユナイテッドやパリサンジェルマンといった欧州の名門クラブを続々と買収。
加えて、サウジアラビアのクラブはポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドを年俸2億ドルで、別のクラブもブラジル代表ネイマールを1億5千万ユーロで招き入れるなど、有名選手の獲得にも躍起です。
ゴルフ界もしかり。
サウジの投資ファンドが創設した「LIVゴルフ」なるツアーは、破格の賞金額を標榜し、米国ツアーで活躍する現役バリバリの選手たちを次々と囲い込んでいきました。
そんな彼らが野球リーグ創設に際し、大谷選手にラブコールを送ることは想像に難くありません。
提示される年俸額はメジャー相場を遥かに上回る可能性も…。
「ベネズエラのメディアが『ロナウドの次は大谷?アラブが野球を乗っ取る』という記事を掲載。また欧米のあるジャーナリストによると、昨年、ドバイのチームが大谷に3カ月の実働で20億ドルのオファーを提示したのだとか」(同)
20億ドルというと約3千億円…。
大谷選手は決してカネで動く男ではありません。
渡米を1年遅らせれば数十億円の契約を結べるにもかかわらず、労使協定により年俸が6千万円以下に抑えられる24歳で海を渡ったのは有名な話。
およそ金勘定には無頓着ですが、「中東行きは、出稼ぎではなく、”野球未開の地を開拓するため”だとしたら?サウジやカタールは、五輪誘致も画策中。WBCで日の丸を背に活躍した大谷が、野球を五輪競技に復活させるべく、伝道師としてかの地でプレーする……そう考えたらどうでしょう」(同)
常にスケールの大きい目標を掲げる男、それが大谷選手。
そんな使命にやりがいを感じる可能性もゼロではないかもしれません!
(文:Quick Timez 編集部)