15日に訃報が日本を駆け巡り衝撃を与えたYMOメンバーだった高橋幸宏さん。
70歳での突然の訃報に、ネットには哀しみの声が溢れています。
高橋幸宏さんの死因とは一体なんだったのでしょうか。
YMO・高橋幸宏さん、突然の訃報に哀しみ広がる
15日にYMOメンバーだった高橋幸宏さんの訃報が日本を駆け巡り衝撃を与えました。
イエロー・マジック・オーケストラ(通称YMO)メンバーとしての活動が有名な高橋さんですが、高校在学中よりスタジオ・ミュージシャンとして活動し、そのテクニカルな麺と多彩な演奏表現は、多くのミュージシャンから高い評価を受けリスペクトされていた高橋さん。
その人気は海外から逆輸入されるほどでしたが、2020年に脳腫瘍の摘出手術を行ったことを公表後、体調と調整しライブ出演を見合わせるなど、健康面を気遣う声が見られました。
同日、長年YMOで音楽活動を共にした音楽プロデューサーの坂本龍一さんは、自身のインスタグラムを更新するも、そこにあるのはグレーの画像を投稿し言葉にならない鎮痛な思いが切に伝わるほど。
今回の突然の訃報に知らせに、ネットでは
《坂本龍一さんのご体調を心配していた矢先での幸宏さんの訃報、ショックすぎます》
《高橋幸宏さんのご冥福をお祈りします》
《敬愛するミュージシャンが次々と鬼籍に入られるのは、本当に悲しい》
《素敵な音楽をありがとうございました》
など、その悲しみは広がり続けています。
高橋幸宏さん、死因の「誤嚥性肺炎」とは何?
盟友の坂本さんは、2014年に中咽頭癌を患った他、2020年に直腸癌および転移巣が見つかり提出手術を受け「ステージ4」であることを公表。
60代を超えると男性の癌罹患率は一気に高まるため、高橋さんの死因を「癌」と考えた人も多くいたようですが、高橋さんの所属事務所の発表によると、死因は脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎のために息を引き取ったそうです。
厚生労働省による健康情報サイト「e-ヘルスネット」によると、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」とは、「本来気管に入ってはいけない物が気管に入り(誤嚥)、そのために生じた肺炎」との記載が見られます。
嚥下(えんげ)機能という飲み込む機能や咳をする力が弱くなると、口腔内の細菌、食べかす、逆流した胃液などが誤って気管に入りやすくなり、その結果「誤嚥性肺炎」を起こしやすくなり、体力の弱っている高齢者では命に関わるケースも少なくない病気とのこと。
脳腫瘍の摘出手術は成功し、後遺症がないと公表していましたが、インスタグラムでの投稿から推察するに定期的に通院しリハビリを受けていた様子。
高橋さんのインスタグラムトップページには「現在、去年の大手術からの闘病復帰中。
もう少しで、neo yukihiroか!」と記載があり、2022年6月の更新を最後に新たな投稿は見られません。
しかしながら、過去分の投稿には、逝去の報に際した以降の書き込みが多数見られ、その死を悼んでいる声が続出。
高橋さんの紡いだ楽曲やドラムの音に耳を傾け、黙祷を捧げる週末となりました。
(文:Quick Timez編集部)