画像:時事
27日に公開された、アイドルグループ「Snow Man」のYouTube動画。
同動画内でメンバーの向井康二さんが放った言葉に、批判の声が殺到しています。
Snow Man・向井康二、容姿イジリに批判の声「本当に最悪」「死にたくなった」
27日、アイドルグループ「Snow Man」の公式YouTubeチャンネルが動画を更新。
動画は、「Snow Man【帰って来た阿部ちゃん先生】決して大喜利ではございません!」というタイトルで、メンバーの阿部亮平さんが、クイズを出題し、大喜利のようなボケを挟みながら他のメンバーがフリップに回答をしていくという内容となっていました。
同動画内で批判が集まったのは、「邪馬台国の女王・卑弥呼の特技とは?」というお題での、向井康二さんの回答。
メンバーの渡辺翔太さんは卑弥呼の特技について「ハイキック」と回答をし、佐久間大介さんも「相槌を打つ」と、ほんわかした回答をしていた中、向井さんは「男を寄せないために、卑弥呼さんの特技は、一重にする」と、卑弥呼のイラストを交えて回答をしました。
向井さんは、「卑弥呼さんって美しいって有名やったんで。美しいイメージがあるの僕は」と、前を置きをしており一重のイラストと二重のイラストを用意。
「実際はこんな感じなんだけど」と、二重のイラストを見せておきながら、「男が来た時、めんどくさいなってなったらもうこんな感じ。」と、一重のイラストを掲げ、向井さん自身も一重のマネをしていました。
この回答が出されるとメンバーは大爆笑となり、スタジオは笑いに包まれていましたが、ネット上ではファンを中心に批判の声が殺到。
《康二くん自身が抱えてる女性蔑視とルッキズムの発露でしかなくて本当に最悪。発言した康二くんも周りで笑ってたメンバーもこれを公開してもいいと判断したスタッフも、事務所も本当におかしいよ》
《向井康二、今度は一重の女性の容姿を馬鹿にしてた。本当は美女なのに男を寄せないためにわざと一重にしてるとかひどいルッキズム…》
《一重が男避けって思ってる向井康二さんとんでもないですね。私も一重ですが、好きなアイドル(笑ってたメンバー含む)にまで一重で傷つけられるんだって感じで、もう本当に泣きたい》
《「男を寄せ付けないために一重にする」でしぬほど萎えたw。向井康二本人もだけど、笑ってるメンバーも、一重=男にモテないと思ってて無理》
《自分も元々一重で毎日辛かったし、いじられた時は普通に死にたくなった。それほどのことだよ、容姿いじりは。大好きな人にいじられるってどんな気持ちかわかる?向井康二さん。分からないか笑、だからこんな発言してるんだもんね笑》
《向井康二また失言してて草。世の中の一重の女子に失礼過ぎるだろ》
などのコメントが大量に寄せられており、大炎上する騒ぎとなっています。
向井康二の炎上から見るルッキズムの問題点
ルッキズムとはそもそも、外見に基づく差別または偏見のことを指す言葉です。
過去には、東京五輪・パラリンピック開閉会式をめぐって、演出統括責任者の男性が渡辺直美さんを豚に見立て「オリンピッグ」にするという提案をし、大炎上する騒ぎとなりました。
また、今年2月には人気女性ゲーマーの方が自身の配信内で、身長が170cmに届かない男性のことを「人権がない」と侮辱的な発言をしたことで批判が殺到。
所属チームからの契約を解除されるなど、大きな社会問題にまで発展をしました。
このように、ルッキズムにおける騒動というのは年々増加傾向にあり、容姿イジリや外見による差別や偏見を根絶やしにする動きは活発化しています。
もちろん、今回の向井さんの発言は決、して悪気があったわけではないと思いますが、この発言によって少なからず傷ついた方もいることを肝に銘じておいた方が良いと思います。
アイドルグループの一員として、ファンは切っても切り離せない存在。
そんなファンを傷つけるようなルッキズム発言は、いかなる理由があったとしても許されるものではないでしょう。
▼問題のシーンは15:25〜
(文:服部慎一)