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サブスクリプションサービスが主流になったことで、アーティストのアルバムが曲順通りに再生されなくなったことについて議論を交わした5日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
するとその放送の中で、元アンジュルム・和田彩花さんが自身の思いを打ち明けました。
元アンジュルム和田彩花、アルバム再生を巡って激怒も「その時にすごく怒って」
5日、アルバムの楽曲がシャッフル再生されることの是非について議論を交わした「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
このテーマに対して、この日MCを務めた元アンジュルム。和田彩花さんが自身の見解を述べました。
サブスクリプションサービスの発展に伴い、シャッフル再生が主流となりつつある音楽業界。
これに「私は去年の夏くらいにファーストアルバムを出したんですけれども」と昨年、「私的礼賛」をリリースした和田さんは「あの時はまさにバンドの方もおっしゃっていたように『このストーリーを聴いてもらいたい』と詰め込んでやっていたので、そのアルバムが出る前に先行で3曲出すって話があったんですね」と自身の考えた方とは異なる方法で発売されたと回顧。
そして「その時にすごく怒って私が。『なんで3曲先に出しちゃうんだ。私はこの世界観を一気に提示したくて作ったのにバラバラにしちゃったら意味がない』みたいなことを会社の人とやり取りしていた」と、自身のこだわりを崩壊させることへ憤りを感じたことを明かしました。
しかし、リリース後は「出てからは『まあいいかな』みたいな感じです」と考え方を改めた和田さん。
「みんなが楽しんでくれてたらまあいいかみたいな感じになりましたけど、でもその想いはすごくわかります」とコメントすると、アルバムのシャッフル再生ではなく他アーティストの楽曲と混合で再生されることについても「あ、いいです全然」と柔軟な対応。
「『どうぞどうぞ』って感じなんですけど自分が提示したいものとしてはそうじゃないから、またそれが自分でできているならいいかなと思っています」とコメントしました。
アルバム楽曲は収録順で聴くべき?
アルバム収録順に楽曲が聴かれなくなったことに対し寛容なコメントを述べた和田彩花さん。
特集の最後には「メインディッシュをたくさん聴くということに対する、人ってそれにどういう影響を受けるんだろうって言うことを結構考えることが多くて、いいことを取ることとかわかりやすいことを求めることは『わかりにくい』とか曖昧な部分がないがしろになっていくような気がして」として「表現したい側としてはメインディッシュ、メインディッシュというよりも自分のしたいことを純粋に求めていきたい」と述べていました。
すると、このテーマに対し番組を観ていた視聴者が反応。
《曲順で聴いてほしいというのはアーティストのエゴだと思う。コアなファンなら絶対そうするけどそれ以外に求めるのは間違ってる》
《まあアルバムは初めて聴くときは一通り最初から最後まで聴くかな。それがアーティストへの礼儀だろうし》
《アーティストが曲順にこだわるのもそれは自由だし、リスナーがバラバラに聞こうがそれも自由。結論はない》
などと様々な意見が噴出することに。
サブスクリプションサービスが流行し、音楽がより身近になった現在。
それによって作り手も聴き手もこだわりを持って音楽と接することのできる時代が到来したようです。
(文:有馬翔平)