画像:時事通信フォト
大分市内にある小中学校の校長が修学旅行先のホテルでスイートルームに宿泊し騒動になっていることを報じた19日の「ABEMA的ニュースショー」(AbemaTV)。
すると、外来語の発音に目くじらを立てる「言葉警察」に千原ジュニアさんが吠えるシーンがありました。
千原ジュニア、外来語の『言葉警察』を一喝「ええやん!」
19日、大分市内にある小中学校の校長らが修学旅行でスイートルームに宿泊していたことを特集した「ABEMA的ニュースショー」(AbemaTV)。
すると、外来語の発音に目くじらを立てる「言葉警察」に千原ジュニアさんが吠えるシーンがありました。
先日発覚した校長らのスイートルーム宿泊問題。
一般教職員、生徒が8千円の部屋だった一方、自身らは13万円の部屋に宿泊していた事実に批判の声が集まる中、舛添要一前東京都知事は「全然つづりが違くてフランス語なんですよ。意味は『続きの間がある部屋』ってことなんですよ」と説明。
宿泊する部屋と会議用の部屋がセットになっている客室のことを表し、豪遊するためではなくあくまでも業務で必要だった指摘しました。
これに千原ジュニアさんは「甘い部屋だと思ってた」とジョークを口に。
そして、この日のゲストだった元日本テレビのアナウンサーである馬場典子さんが「研修ではそもそも『部屋を含めてスイートだからルームもいらない』って聞いたことがあります」と補足。
そこから話題は言葉の発音に切り替わると「外来語は原則、アクセントは原語に近いものでというのがあるので」と、馬場さんがアナウンサーの「あるある」を披露しました。
すると「それ言うじゃないですか」と口を挟んだ千原ジュニアさん。
「『シミュレーション』と『シュミレーション』。いやいや『シミュレーション』ですから…じゃあおまえ、『トメイト』って言うんか?」、「『レディオ体操』って言えよおまえ!」と細かく発音を注意する人物に猛クレーム。
「カタカナなんだからええやん」と吠えていました。
『言葉警察』による被害…「めんどくさい」
発音について細かな注意をしてくる人物に対し、「カタカナなんだからええやん」と吠えた千原ジュニアさん。
すると、この主張に番組を観ていた視聴者からも、「発音じゃないけど上司に『ら抜き言葉』を注意してくる人がいてめんどくさい」と、千原ジュニアさんが思わず吠えた理由に共感する声が。
「私もよく『正しい日本語を使え』なんて言われますが、逆に正しい日本語ってなんでしょうか。今の日本語は室町時代に源流を置きますがじゃあその時代の言葉遣いをすればいいのでしょうか。よく言われる『ら抜き言葉』も助動詞『られる』が持つ『自発、尊敬、受け身、可能』の意味を区別するために生じた変化。言語学の先生も『言葉は生き物だから変化し続ける』とおっしゃっていましたし、言葉のためにもその変化を受け入れるべきなのだと思いますけど」(ライター)
「言葉警察」へ吠えた千原ジュニアさん。
他人の言葉遣いに目くじらを立てる行為自体が、言葉遣いなどに悪影響を与えているのかもしれません。
(文:有馬翔平)