文:有馬翔平

野口健「コイツが俺を殺すんだ」エベレストで遭遇した九死に一生の体験を告白し視聴者絶句

野口健

画像:時事通信フォト

エベレストを世界最少年齢で登頂するなどアルピニストとして活躍する野口健さんが出演した30日の「NewsBAR橋下」(AbemaTV)。

するとその放送中、野口さんの九死に一生体験にMC橋下徹氏らも絶句する一幕が。

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橋下徹、九死に一生の体験で取った行動を告白「コイツが俺を殺すんだ」

30日、アルピニストの野口健さんをゲストに招いて放送された「NewsBAR橋下」(AbemaTV)で、野口さんが明かした九死に一生の体験にMC橋下徹氏らが絶句するシーンがありました。

25歳で世界最高峰のエベレストを登頂し、エベレストの登頂世界最少年齢を記録した野口さん。

この日、進行のサバンナ・高橋茂雄さんから「命の危険を感じたこともあるんですか?」と水を向けられると「雪崩が一番ありますよね」と口を開きました。

近年のエベレストは温暖化の影響でインド洋上の蒸発量が増加、それに伴い降雪量も増えているのだそう。

その影響か「僕も雪崩を何度か」と雪崩を目撃、体験しているという野口さん。

特に雪崩体験の中でも壮絶だったのがエベレストの標高7000メートル弱を登頂していた時のこと。

「エベレストのキャンプに向かう途中だったんですけど、上から『コロコロ』って音がして」、「『雷かな?』とも思ったんですけど晴れてますしね。『なんだろうな』って真上見たら巨大なのがドーンと来てたんですよ」と気づくと目前に雪崩が。

しかし野口さんは「人間って走って逃げれられると思うと怖いんですよ。生に対する未練があるから。巨大すぎて『無理だな』と思った時、恐怖はでない」、「『これ無理なんだ』、『人生の最後はあっけなかったな』、『人生の最後がこれか』と思いましてね」と瞬時に諦めたのだそう。

そして「同時に『エベレストでよかった』と思った。これ高尾山ならシャレにならないわって」と思ったものの「4,5人いたんですけど確実にダメなんですよ。でも何か抵抗はしたいのでタッグを組んでうずくまって」と、せめてもの抵抗で顔のところに空間ができるように密集形態をとったのだとか。

ただ、野口さんの好奇心は危機迫る中でも働いたようで「いよいよ来るってなった時にやっぱ自分を殺す雪崩って見てみたいんですよね」、「最後『コイツが俺を殺すんだ』って見てみたいんですよ」と顔を上げ、雪崩を見つめていたことを明かし「わかりますよね?」と橋下氏らへ同意を。

しかし、普通なら体験しない出来事に橋下氏も「全然わかんない!」と思わずツッコんでいました。

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「レベチ」雪崩にのまれたその後に視聴者も絶句

エベレストで雪崩に遭遇した野口健さん。

怖いものみたさに顔を上げると雲仙普賢岳の火砕流を白くしたものがせまってきたようで、いよいよという場面で顔を伏せたのだとか。

しかし「普通あれくらいのが来たら首が飛ぶとか、下半身が千切れるとか…でも起きなかったんです」と生還、軽く雪に埋もれる程度で済んだのでした。

野口さんが生還できたワケはクレパス、「雪崩がそのクレパスに落ちてくれて上の軽いやつだけで埋まったんですね」と雪崩の大部分が亀裂に落下したのだそう。

こうして雪をかき分け外に出て仲間を救出した野口さんは「『今のは危なかったな。なかったことにしよう』って言って」と言って笑い話に。

ただ、橋本徹氏らも「なかったことにはならないでしょ」と絶句したように、番組の視聴者からも、

《一生共感できないなその話(笑)》

《笑っちゃいけないんだけど笑ってしまう》

《芸能人の九死に一生エピソードの中でもこれはレベチだった…》

などと苦笑いが。

想像をはるかに超える体験に、視聴者も戸惑ってしまったようです。

(文:有馬翔平)