文:有馬翔平

ひろゆき、福島県へ残る風評被害へ辛らつなコメントをし批判の声「福島県への侮辱行為だ」

西村博之 ひろゆき
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

先日、アメリカが福島県産の農作物にかけていた規制を撤廃したことを議題に挙げた24日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

しかしいまだ14か国で規制が残り続けている現実に、MCのひろゆき氏がある「提案」を述べました。

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ひろゆき、福島県へ残る風評被害に理解「当然の感覚」

24日、アメリカが原発事故の影響で福島県産の農産物にかけていた規制を撤廃したことを議論に挙げた「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

しかしいまだ規制をかけている国があることに、MCのひろゆき氏が持論を述べました。

アメリカが規制を撤廃したものの、韓国などアジア圏の国を中心に規制が残り続けている福島県産の農産物。

14の国・地域で規制がかけられていることに、この日ひろゆき氏は「たとえばチェルノブイリ産の小麦と書いてあったら積極的に買う人っていないと思うんですよね」と同様に原発事故が発生した地域を例に挙げると、「なので、『福島』という名前のついた農作物を食べないのって当たり前だと思う」とコメント。

「日本人からすれば福島を応援したいというのはわかりますけど、じゃあみなさんがチェルノブイリ産のものを『食べてます?』って聞くと食べてないじゃないですか」と指摘し、「外国の人が無理に食べなくてもいいものを食べないのは当然なので、この風評被害の主張は無理」と規制が残る事実に理解を示しました。

また、「綺麗言として福島としての名前で製品を売るのはやめた方がいいと思うんですよね」と指摘。

「福島で製品売れた方がいいよねという綺麗言と気持ちはわかるんですけど、実際10年経っても解決しなかったわけじゃないですか。だから15年経ってもマイナスなイメージは変わらないと思うんですよ」と風評被害が残り続けている背景を分析、中国の農産物が「メイドインPRC」と表記されていることを挙げながら「福島という形じゃなくて『郡山』とか別の形で売った方が、まだ全然売れると思う」と提案をしていました。

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「許しがたい」、「プライドでは飯食えない」巻き起こる賛否

いまだに残る福島県産の農産物への風評被害に対し、「福島県産表記をやめた方がいい」と提案したひろゆき氏。

しかし福島県とチェルノブイリを同列に扱ったことや、福島県表記をなくす提案に対しネット上からは怒りの声が。

《ひろゆきはいっぺん、福島県民にぶん殴られた方がいいな》

《ひろゆきの発言は福島県への侮辱行為だ。許しがたい》

《炎上商売に福島県を巻き込むのはやめてほしい》

などと、SNSを中心に批判が殺到しました。

しかし批判が集まる一方で、ひろゆき氏の提案を理解したという意見もあがっているのだそう。

「この日、福島県で農家を営んでいる方たちもリモートで出演していました。そのためか放送中はひろゆきさんのコメントに理解を示す声も多く、『プライドだけじゃ飯を食えないからひろゆきは正しい』、『福島県民だけど風評被害がなくなるならそうするべき』などと書き込みも散見されました」(テレビウォッチャー)

発生から10年が経過しても残り続けている福島県への風評被害。

ゼロにするためにはまだまだ多くの議論を重ねなければならないようです。

(文:有馬翔平)