文:有馬翔平

加藤浩次、アイヌ民族差別謝罪後に意味深なメッセージを発し視聴者騒然「抵抗している」

加藤浩次
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

今年3月、番組内でアイヌ民族への差別発言があったとして批判を受けた「スッキリ」(日本テレビ系)。

問題発生からおよそ半年経過した26日、同局が結成した調査チームがまとめた報告を同番組内で紹介し、MC加藤浩次さんが頭を下げるシーンがありました。

しかし視聴者は、その後の加藤さんの意味深なメッセージに騒然とする事態に。

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加藤浩次、アイヌ民族差別発言で謝罪「終わりだと思っておりません」

26日、今年3月に番組内でアイヌ民族に対する差別発言があったとして批判を受けた「スッキリ」(日本テレビ系)で同問題について調査結果を報告。

BPOからも厳しい指摘があったことに、MC加藤浩次さんが深く頭を下げるシーンがありました。

この問題は今年3月12日の同番組「Huluっす」のコーナーで、アイヌ民族の映画を紹介した際に「あ、イヌ」と出演者が発言した内容が不適切だとされたもの。

この発言で、同局は北海道アイヌ協会から抗議を受け、またBPOからも「差別に関する意識の乏しさと放送人としての感度の低さ」と制作過程の問題点を指摘され、厳重な注意を受けました。

加藤さんはこの各界からの抗議に「非常に重い指摘だと思います」と神妙な面もちでコメント。

「(BPOが指摘した)この4つの問題点で差別の意識がなかったとしても、それは差別にあたるんだということを我々スタッフも含め、みんながそれを本当に反省しないといけない」と述べました。

また、「さらに僕自身も北海道出身という立場でありながら、すみやかに謝罪できなかったことをここに深くお詫び申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と自身が気づくべきであったと反省を示したのでした。

そして、最後に「我々は今回の放送で終わりだと思っておりません。むしろ、今回がはじまりだと思っております」と再発防止を誓った加藤さん。

「アイヌ民族の方の歴史、文化についてこれから深く勉強しながらスタッフ、出演者共々さらによりよい番組作りを目指していきます」と宣言すると、「この度は本当に申し訳ございませんでした」再び頭を下げました。

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「何かのメッセージ?」加藤の不自然な言葉遣いに視聴者騒然

アイヌ民族に対する差別発言問題で、再発防止を誓うとともに「申し訳ございませんでした」と何度も頭を下げた加藤浩次さん。

しかし改めてアイヌ民族の差別問題を報じたことに視聴者からの注目を集まりましたが、放送の中でさらに視聴者に注目を集めるシーンが。

それは「スッキリ」放送終了間際にある「スッキリす誕生月占い」でのこと。

このコーナー中、加藤さんは「ウッス。ウスウス」と謎の発言を発信。

岩田絵里奈アナウンサーが「なんですかそれ?」と困惑するも「ウッス!」と2文字だけでその場をやり過ごしたのでした。

すると視聴者は、「加藤浩次が抵抗してる」、「意味深すぎる」、「何かのメッセージ?」と加藤さんの行動の裏に何かした意図があると騒然としたのでした。

では、そのメッセージとは一体何なのか。

「視聴者の中に指摘する人は少なからずいましたが、これは『脳みそ夫』さんに向けたものだというのです。脳みそ夫さんは『Huluっす』を担当していた芸人。『~っす』という言葉で映像作品を紹介していました」(テレビウォッチャー)

差別発言があったコーナーに出演していた脳みそ夫さん。

もちろん、問題の発言を口にしたのも脳みそ夫さんでした。

「調査チームがまとめた報告には件の発言を発案したのは、脳みそ夫さんだったとしています。しかし、脳みそ夫さんはこの発言に不安があったようで『大丈夫でしょうか?』と確認、問題があればもう1つ取っていたVTRが使われるだろうと思っていたようです。しかし確認したにもかかわらず、問題のVTRが使用され、脳みそ夫さんはそれ以来番組に出演はせず。また、この日のVTRでも『リスの着ぐるみを着た出演者』と名前をふせられることに。このことで視聴者は『スッキリ』が脳みそ夫さんを干したと推測し、加藤さんが匂わせ発言で抵抗していると思ったようです」(同)

差別発言で姿を消したお笑い芸人。

ただ、その人物の存在を抹消することが差別撤廃に繋がらないと視聴者が感じた結果なのかもしれません。

(文:有馬翔平)