文:有馬翔平

加藤浩次「別の話だから」オリンピック開催時期の人流増加に不満あらわ

加藤浩次
画像:時事通信フォト

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昨夜、19日間続いた熱戦に幕を降ろした東京オリンピック。

過去最多のメダルを獲得した日本代表の激闘を「静寂の中の熱狂」をスローガンに伝えてきた「スッキリ」(日本テレビ系)が9日、19日間の祭典を締め括りました。

すると、MC加藤浩次さんの一言に視聴者からの注目が。

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加藤浩次、五輪のゴタゴタに危機感「選手の頑張りが無になってしまう」

9日、昨夜熱狂の中で閉幕した東京オリンピックを振り返った「スッキリ」(日本テレビ系)で、MC加藤浩次さんが開催決定から8年の間で起きた不祥事について「注文」を突き付けました。

新型コロナウィルスにより1年の開催延期を経て行われた東京オリンピック。

柔道をはじめ13年ぶりに開催された野球、ソフトボールでは男女ともに金メダルを獲得するなど日本代表選手の活躍が目立ちましたが、加藤さんは今大会について「本当に色々ありましたね」と一言。

「選手たちが我々にくれたものって色々あると思うんですよ。感動であったり自分が頑張ろうと思う原動力であったり」と選手らの活躍を称えました。

一方、開催地決定後にエンブレムの剽窃問題、国立競技場案の白紙撤回、組織委員会長の辞任など多くの問題があったことに触れ、「でもそれで終わりとしてしまうと僕は何の意味とないことだと、選手の頑張りが無になってしまう」と、危機感をあらわに。

「その前のドタバタとか、段取りの悪さがなぜ起こったのかしっかり検証しないと、選手の頑張りがなくなってしまう部分があると思うんですよね」と、問題が再発しないよう検証を訴えた加藤さん。

「選手の頑張りがないことになるのは違う」と厳しく追及しました。

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「別の話だから」感染拡大とオリンピックの関係を否定

東京オリンピックで選手ら見せた活躍を称えた一方、直前まで不祥事が続いたことに検証を求めた加藤浩次さん。

「スッキリ」放送の中では、五輪開催と並行して全国のコロナ感染者が急増していることにも言及するシーンが。

「僕は『開催するんだ、でも無観客だ』とずっと言っていた」と無観客を以前から訴えていた加藤さん。

「じゃあもうちょっと早く『無観客で』と言っていたら、もっと色んなことできた部分があると思う」と、有観客開催を直前まで進めていた組織委員会の対応に触れると、「当然お客を入れた方がお金になるというのはあるのかもしれない」と一部理解しつつ「でもあそこで延ばしたのは何だったんだろうと思う」と首を傾げました。

ただその一方で、感染拡大している現状には「選手の方が頑張ったことによって、感動はテレビでも伝わったし、オリンピックというものが感染拡大させたとは言い難い」と否定。

「感情的に『オリンピックやってるから外出していいでしょ』と思った方もいるかもしれないけど、それは別の話だから。それは自分が思ったことだから」と、オリンピックに便乗し外出している人々に苦言を呈したでした。

すると、組織委員会にも外出する人々へも厳しい言葉を突き付けた加藤さんの言葉に視聴者が反応。

《それだよ加藤さん。オリンピックやってるから外出ていいなんてその人の考えなんだよ》

《これは加藤浩次の言う通り》

《オリンピック開催と感染拡大の因果関係は今のところないから》

などと、共感の声が集まりました。

オリンピックを開催した東京以外で、人流が増加しているここ数週間。

ただ、その人流増加がオリンピックとは無関係の気の緩みだと感じている割合も一定数存在するようです。

(文:有馬翔平)