画像：時事通信フォト
21日から始まった「月9」枠の「ナイト・ドクター」(フジテレビ系列)。
しかし、ありきたりな設定やストーリー展開にがっかりした視聴者が続出したよう。
月9ブランドと言われた事もあり、不朽の名作を数多く生んできたドラマ枠で始まったドラマに一体何が起こったのでしょうか。
波瑠主演の月9ドラマ「ナイト・ドクター」、早くも「つまらない」との声が
21日から始まった「月9」枠の「ナイト・ドクター」(フジテレビ系列)。
女優の波瑠さんが出演しており、ストーリーは波瑠さんが夜間救急専門の「ナイト・ドクター」結成のために集められた医師たちとともに、知られざる夜の病院の実体と、昼はそれぞれの人生に向き合いながら絆を紡いでいく青春群像医療ドラマです。
出演者らはほかに田中圭さん、King＆Prince・岸優太さん、北村匠海さん、岡崎紗絵さんなど演技派がズラリ。
平均世帯視聴率は13・4％とまずまずのスタートとなりました。
しかし、これから医師として成長していく姿を描こうとするあまり、わざとらしいまでに向上心のかけらもなく頼りげがない姿や、道で倒れている人に偶然出くわし、その人を助ける所からストーリーが展開していくなど、医療ドラマあるあるの既視感に、視聴者からは
《ナイトドクター、びっくりするほどつまらない…何これ》
《医療系ドラマでも最低レベルの脚本。出演者が気の毒》
《ナイトドクターもう既につまらない。医療ドラマ見まくったから、飽きたのとこのご時世に暗過ぎて且つ身近な話は見る気が起きないのかも〜。波瑠のドラマはハズレないと思ってたが、今回は微妙だな》
《ナイトドクター。医療ドラマあるあるでうーーん…つまらないというか、見たことある感が半端ない、これから盛り上がるのだろうか……》
《内容がありきたりみんな予想出来るような話この先もそうなのかなと思うとつまらない》
《ドラマの質はイマイチですね。まあ、ドラマだから質を求めるのがいけない。》
など、初回から雲行きの怪しい書き込みが大量に寄せられました。
医療ドラマ、名作が多いなか『ナイト・ドクター』の行く末は！？
ドラマでは、他にもホットラインが鳴り工事現場の崩落事故で3名の重傷者が出ます。
全員の受け入れをして、運び込まれる重症患者に戸惑いながらも、遅れをとるまいと必死にくいつく新人の医師など、今までも見た事のあるような話と先の読める展開ばかり。
医療ドラマといえば、生まれてくる命を扱う産婦人科や、一瞬の判断が生死を分ける救命救急や無医村など医療現場の最前線を描いたもの、あるいは大学病院を舞台とした権力争いなど、今まで様々な視点から描かれており、まだまだ無限にヒット作が生まれる種が潜んでいます。
しかし、今作は何のヒネリもなく、ありきたりな救命救急のストーリー展開は過去の医療ドラマの一コマを見ているようで、独自の視点が描かれておらず引き込まれるような描写は皆無。
描き方次第では、まだ見た事もない感動を呼ぶストーリーが存在しているものの、意外性もなければ差別化もしていない今期のドラマに、明るい未来はあるのでしょうか。
月9ブランドの崩壊が叫ばれてから久しいですが、『ナイト・ドクター』はどのようなドラマの展開となるのでしょうか。
(文：Quick Timez編集部)
