(※画像はnaizooのインスタグラムより)
JR恵比寿駅から徒歩3分の位置にあるという24時間営業の「無人販売ホルモン専門店」。
Twitterで話題となったこのホルモン専門店に関し、当編集部では運営する「ニュートファンダス株式会社の代表取締役・蒲池章一郎さんにお話を伺い、設立の理由や経緯などを取材しました。
ホルモンの無人販売所「naizoo」を設立したきっかけとは?
5月26日、Twitterで「たいもん/田中大雅」さんという方が、投稿した内容に注目が集まっています。
たいもんさんは、「恵比寿駅徒歩3分の路地で明らかヤバい雰囲気を放ってる『naizoo』。 “無人販売ホルモン屋”とかいうヤバコンセプトすぎて入ってみたら、冷蔵庫の中から生ホルモン2個とホルモン料理2個をヤバい箱につめて自分で買って帰るというこれまたヤバ体験すぎて終始『⁉︎⁉︎⁉︎』って戸惑うからオススメ。」とつづり、3枚の写真を添付。
これまでに、およそ8,000件のリツイートに、2.3万件のいいねを獲得するなど、反響は大きなものとなっています。
恵比寿駅徒歩3分の路地で明らかヤバい雰囲気を放ってる「naizoo」。
“無人販売ホルモン屋”とかいうヤバコンセプトすぎて入ってみたら、冷蔵庫の中から生ホルモン2個とホルモン料理2個をヤバい箱につめて自分で買って帰るというこれまたヤバ体験すぎて終始「⁉︎⁉︎⁉︎」って戸惑うからオススメ。 pic.twitter.com/yJmsHjpwbT
— たいもん/田中大雅 (@taigamonster) May 26, 2021
これを受け、当編集部では無人ホルモン販売所「naizoo」を運営するニュートファンダス株式会社に取材。
代表取締役の蒲池章一郎さんに、オープンの経緯などについて語って頂きました。
Quick Timez編集部:「ホルモンの無人販売所」を設立した理由や経緯についてお聞かせください。
蒲池さん:美容、健康効果が高く、汎用性にも優れたホルモンですが、その食べ方は焼肉かもつ鍋が多くを占め、家庭に至ってはほぼこの2択です。
誰もが知る食材でありながら、その食べ方は長年アップデートされてなく、もっといろんな楽しみ方があっていいんじゃないか!と考え、ホルモン好きの管理栄養士や星付きシェフの監修の元、ホルモンを日常的に楽しんでもらえるよう様々な料理に加工して販売しようと考えお店を作りました。
その中で、ホルモンの加工には精肉以上に加工・管理コストが高くなってしまい、通常通り販売すると日常使いしづらい価格になってしまうため、無人販売という形態をとり人件費を圧縮し、リーズナブルに提供しています。
また、コロナ禍における非接触という点も無人販売を選択した理由の一つです。
Quick Timez編集部:調理工程や在庫状況の管理などはどのようになっておりますでしょうか?
蒲池さん:一つ一つ元星付きシェフが手作りしております。
ホルモンは全て屠畜から15時間以内に−60℃で瞬間冷凍したオリジナルブランド『美ホルモン』を使用しています。
ホルモンは鮮度が命ですので、調理工程においてもいかに早く、また冷房をきかせて室温を10度台にして品質劣化を最小限に抑えた環境で調理しています。
このような作業により、精肉では出せないホルモンらしいジューシーさや食感、肉感を表現できております。
Quick Timez編集部:無人で24時間営業をされているとのことですが、盗難や商品を破損されるなどのトラブルに見舞われた経験や、それらを回避する対策などは講じておりますでしょうか?
蒲池さん:防犯内容に関しては、特性上詳細はお答えできません。
盗難等はオープンから1ヶ月ですが残念ながら発生しております。
そういった場合は監視カメラ映像を提出し直ちに警察の方で対応をお願いしております。
ただ、専門店ですので一般的なスーパーやコンビニ等の小売店に比べて盗難、犯罪率は低いと感じ
ています。
盗難などのレアケースよりも、打ち間違い(セルフレジのため)による会計違いが多く、これからの課題の一つとなっております。
Quick Timez編集部:Twitterでのバズの影響を受けて、何か反響は何かありましたでしょうか?
蒲池さん:遠方からも多くのお客様にご来店頂いております。
一見分かりづらいお店となっておりますので、そういった意味でも理解の補助的な部分でありがたいことだと感じています。
Quick Timez編集部:貴社製品のPRも含めて、何かお伝えしたいことがございましたらご教示ください。
蒲池さん:6月の新メニューは黒毛和牛ホルモンとソイミートの肉汁餃子です。
また、ホルモンだけではなく精肉の需要も多くあり、6月より焼肉セットや神戸牛などの精肉ラインナップを増やす予定です
ホルモンは飲食店で提供されるものという既成概念を覆す試みに挑戦中の「naizoo」。
オリジナルブランドのホルモンを用い、無人販売するということで低コストでの提供が可能となったようです。
無人ホルモン販売所「naizoo」について
無人ホルモン販売所「naizoo」は東京都渋谷区恵比寿にあり、店内はまるでカフェやアパレル店のような現代的な空間となっているのが特徴です。
その時の仕入れ状況などにもよりますが、ショウチョウ、テッチャン、ミノ、ギアラ、ハツなど各種ホルモンを取り揃えているほか、「naizoo」のロゴが入ったマグカップやパーカーなどの販売もしております。
オシャレな街として知られる恵比寿に現れた無人ホルモン販売所「naizoo」。
気になった方は、公式ホームページや直接店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか?
【naizoo ホルモンショップ】
コンセプト: ホルモンを通して美しく、健康的な日常を提供する
所在地:東京都渋谷区恵比寿南2-3-15 ココスペース恵比寿南1F
営業時間:24時間
定休日 不定休
TEL:03-6303-2244
MAIL:info.naizoo@gmail.com
オンラインストア: https://naizoo.shop-pro.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/naizoo_horumon.shop
(文・取材:Quick Timez編集部)