画像:時事
6日、自身のインスタグラムを更新した土屋アンナさん。
大人気作品「鬼滅の刃」のキャラクター・竈門禰豆子を描き、その圧倒的な画力に驚きの声が上がる一方、作品は模写なのではないかと指摘がされており、炎上する騒ぎとなっています。
土屋アンナ、完成度の高い「鬼滅の刃」の禰豆子を披露
6日、自身のインスタグラムを更新した土屋アンナさん。
「『ママ〜禰豆子描いて』と言われ‥何故かスイッチが入った笑笑ガチで描いてしまった 色鉛筆で禰豆子」とつづり、大ヒット作品「鬼滅の刃」の主人公の妹である、竈門禰豆子の絵をアップしました。
人気作品だけあって、その反響は凄まじいものとなりましたが、それ以上に気になったのが土屋さんの画力。
本家の絵にも引けを取らない素晴らしい作品であり、構図も色使いも素人の作品とは到底思えません。
あまりの完成度にファンからは、
《クオリティ高すぎてびっくりです》
《絵の才能凄いですね。繊細で素晴らしいです》
《凄いです。ポスターかと思ってしまいました》
《めちゃくちゃ上手です》
などの意見が寄せられておりました。
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土屋アンナ、模写疑惑が浮上し炎上…元の絵や二次利用の著作権はどうなる?
クオリティの高い絵を披露した土屋アンナさん。
しかし、この絵をめぐってネット上では、とある絵師が創作をした絵の模写であるとして大きな波紋が広がっているのです。
「土屋さんが描いた絵なのですが、Twitterでとある絵師さんが2019年12月にアップしていた絵と構図や色使いが酷似しています。このことで、絵師さんのファンらが模写を指摘し、炎上する騒ぎとなってしまった様です。」(芸能ライター)
土屋さんが公式の絵を勘違いして描いたということも考えられますが、どうやらそれは考えにくいとのこと。
「現在、当該の絵師さんはツイートを非公開としているため元の絵を確認することができませんが、キャッシュ機能などを用いて拝見するとその元の絵には絵師さんのサインが書かれており、土屋さんが公式の絵を描いたという認識が通用しないことになります。」(同ライター)
つまり、土屋さんは絵師さんの絵を模写したという疑惑が浮上するのです。
基本的に、創作物というのは創作された時点で著作権が認められます。
一方で、ネット上の公開イラストを自分で模写して自宅内で利用する私的利用(個人的な利用範囲)であれば、著作権を害することはないと判断されます。
著作権を害すると判断されるのは、その著作物を商用利用(販売など)した場合です。
著作権侵害に関しては親告罪であるため、著作者が認めていれば罪になることはなく、日本においては二次創作を許容している著作者もいるため、今回の様な「鬼滅の刃」の模写が罪に該当するかどうかは極めて微妙なラインです。
よほど悪質で創作者の権利を奪おうという意図がない限り、SNS等への二次創作の画像をアップすることも許容されるとは思いますが、著名人の場合それが当てはまるかどうかも難しい判断になりそうです。
SNS上では「騒ぎすぎだ」という意見もありますが、土屋さんは「絵師さんの模写です」や「ファンアートです」といった注釈を一言書くことで、トラブルを避けられたのではないでしょうか。
(文:服部慎一)