(※画像はイメージです)
SNS上などを中心に大きな話題となっている、東北地方を中心に発生しているカラスの大群。
9日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)でも取り上げ、糞害などの深刻な被害状況を伝えましたが、連日相次ぐ異常な出来事に地震の予兆を心配する声が寄せられています。
東北地方を中心にカラスの大群が発生…SNSでは心配の声
SNS上を中心に話題となっているカラスの大群。
東北地方を中心に目撃情報が相次いでおり、宮城県石巻市においても多くのユーザーさんが目にし、SNS上で報告をしております。
9日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)では、異常なカラスの大群を特集。
糞害に悩まされているなど、被害状況を報道しました。
同番組ではこの日、カラスの生態に詳しいと言う東京大学の名誉教授・樋口広芳氏の見解を紹介。
現在、東北地方を悩ませているのはミヤマガラスという種で、渡り鳥のように餌を求めて大群で移動するのが特徴のようで、春になると中国大陸へと帰っていくのだとか。
一般的に中国大陸から九州地方へとわたる「南ルート」と東北地方へわたる「北ルート」があり、今年の場合、今年は南ルートでカラスの数が半減した結果、北日本を中心にカラスの大群が発生したのだとか。
およそ数千羽ほどいると思われる大群の映像を目にした羽鳥慎一アナは、「数が尋常ではないので、場当たり的な対応しかできないのかもしれませんが、何らかの対応をしなければいけない」と絶句している様子でした。
さらに、番組視聴者やSNS上で動画を見たという方からも、
《ちょっと待ってよカラスの大群とか天変地異の前触れとか言わないでよ死ぬよ?怖すぎて無理》
《ど今ニュースでやってる「カラスの大群が住民を悩ませる」みたいなの見るとさすがにビビるわ…あんだけ大群で居たら怖いわ》
《東北各地にカラスの大群!こりゃ何か起きるな。知らんけど。》
《東北にカラスの大群だって。なぜ?》
《えー何かのフラグ?怖いんですけど。》
《地震の前兆とかじゃないよね?》
といった意見が寄せられておりました。
カラスの大群は地震の前兆?
今回、専門家の意見を交えて渡り鳥のため季節的な要因でカラスの大群が発生しているとまとめて同番組。
しかし、2021年3月11日は東日本大震災から10年という節目の年ということに加えて、ここ最近では地震の予兆とも思われる現象が相次いでいることから、今回のカラスの大群も地震の予兆なのではないかとする声も上がっています。
実際に、東日本大震災が発生するおよそ1ヶ月前から、被災地である岩手県陸前高田市にはカラスの群れが空を舞う様子が報告されており、3月11日の深夜には、宮城県石巻市の公園でカラス50羽ほどが騒いでいるという報告もされています。
また、2021年2月15日、伊豆諸島・三宅島では海岸に大量のイワシが打ち上げられるという事象が発生しました。
イワシは浅瀬にあるエサを求めて回遊するため、それが原因でるという可能性もありますが、東日本大震災が発生する前週の2011年3月4日には、イルカの仲間として知られる「カズハゴンドウ」という海棲哺乳類が、茨城県鹿嶋市の下津海岸で52頭も打ち上げられていたそうです。
海の生物が海岸に打ち上げられるということからも、大地震の予兆を疑う声も高まっています。
さらに、先週金曜(2021年3月5日)には、ニュージーランドでM8.1という大規模な地震が発生。
これも今までの傾向に当てはめると、大地震の予兆だというのです。
2011年の震災の17日前には、ニュージーランド・クライストチャーチでM6.3の地震が発生しており、現在までにニュージーランドで発生した地震の数日後に日本でも地震が発生するという連鎖が起きております。
イワシの大量打ち上げとニュージーランドでの大地震に加えて、東北地方で発生したカラスの大群。
本当に何もなければ良いのですが…。
(文:服部慎一)