14日、ジャニーズ性加害問題事者の会で40代の被害男性が死亡していたことが報じられました。
性被害を告発後、幾度となく送り付けられる誹謗中傷があったようで、ネットには波紋が広がっています。
ジャニーズ当事者の会で死亡(自殺)した40代男性被害者は誰?顔画像や名前は?
14日、ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏から受けた性被害を告発するジャニーズ性加害問題当事者の会で40代の被害男性が死亡していたことが報じられました。
報道によると、10月中旬に大阪府箕面市の山中で発見されたようで、近くには遺書のようなメモ書きがあり、府警は自殺とみて操作を進めている最中。
「山中」、「遺書のようなメモ書き」とあることから、自ら命を経ったものと思われます。
男性は性被害を告発後、幾度となく誹謗中傷を送りつけられていたことが分かっており、人ひとりの命が失われるというショッキングな出来事から、ネットには動揺が走っていると同時に、その被害男性が誰なのかを検索する書き込みが殺到。
結論として、被害男性の氏名含めた素性としてわかっているのは「40代の男性」ということのみ。
男性の遺族が、代理人の弁護士を通じてコメントを出しましたが、その中に「在籍時の1995年(当時19歳)にジャニー喜多川から性加害を受けた」とあることから、享年47歳と推察されます。
ジャニーズ性加害問題当事者の会でメディアに顔を露出している47歳前後の男性として該当するのは「木村伸一」さんとなりますが、現在では「きむら整骨院」を開業されていることを鑑みると、自殺は該当しないように思えます。
死亡した男性の氏名が公表されていないことから、当事者の会には所属していたものの公の場には出てこなかったものと考えられますが、それでも誹謗中傷が止まなかったということは、その男性の存在を知っていた人が少なからずいたという何よりの証拠。
いずれにせよ、性被害のトラウマにを抱えて生きてきながら、今夏の大きく事態が変わったことでその心のプレッシャーが再燃しただけでなく、誹謗中傷による心労も重なった末の40代男性の死亡という悲劇を受け、ネットには
《起こるべくして起こった最悪な事態》
《本当に誹謗中傷がなくなれば良いのに》
《法律とか厳しくして欲しい》
《綺麗事では解決しない問題》
《誹謗中傷はもっと厳罰にするべき》
など、誹謗中傷への批判的な書き込みが多く寄せられました。
当事者の会への誹謗中傷が噴出している理由は!?
被害者であるにもかかわらず、自殺とみられる最悪の結果を引き起こしてしまいましたが、その理由はいったいなぜでしょうか。
周知の通り、この当事者の会はジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏から受けたであろう、長年、性行為を強要された被害者の集まりです。
そして当事者の会側の目的が「金銭」であるとの発言が発端であることは否めません。
旧ジャニーズ事務所からの性被害にあった人らへの誠心誠意の謝罪は必要最低限であることに加え、その誠意をみるのは当事者の会メンバーからしてみたら賠償金額なのでしょう。
しかしながら、要望書には「新会社の利益も補償」などの記載があり、それが認められれば新会社は売上の一部を「恒久的」に、被害補償に充て続けることに。
さらに、10月初旬に当会副代表の石丸志門氏がライブ配信をし、「お金目当てです」と断言したことで、内外からは不満の声が漏れ伝わり、すでに何名かは退会者もいるなど波乱が続いています。
個々の性被害については刑事事件としてはもはや立件が成立せず、民事で争った場合、長期戦になることが予想されるだけでなく、被害者側の勝訴も怪しい中、旧ジャニーズ事務所側が損害賠償をするのは世論を鑑みた善意の選択そのもの。
それを逆手に取り、過去から現在、そして将来にわたりメンタルヘルスが及ぼす就労不能状態や被害者家族への補償も要求するなど、あまりにも過度なことから物議を醸し、風当たりが強くなるのは至極当然の流れに思えます。
だからといって誹謗中傷をしていい理由はなく、行き過ぎた個人攻撃が悲劇を生んでしまった今回の報道。
元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏は「僕が一番恐れていたことが起きてしまいました」と絶望感を吐露しています。
まずは40代男性のご冥福を心よりお祈り申し上げます.。
(文:Quick Timez編集部)