文:Quick Timez 編集部

忍たま乱太郎のOPはどうなる?30年続いたジャニーズの勇気100%がついに変更になる?

NHK
画像:時事

1993年から放送が始まった、子どもに人気のテレビアニメ「忍たま乱太郎」(NHK)。

番組のオープニング曲である「勇気100%」は、番組を代表する曲として多くの人の記憶に残っていることでしょう。

しかし、現在起きているジャニーズ事務所の問題でNHKとの癒着が公開されてしまったため、今後この「勇気100%」が変わってしまうのではないかと言われています。

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ジャニーズアーティストに歌い継がれてきた、「忍たま乱太郎」のオープニング曲「勇気100%」

1993年より放送が始まった長寿アニメの一つ、「忍たま乱太郎」(NHK)。

子どもから大人まで幅広い世代に人気があります。

また、「忍たま乱太郎」のオープニング曲、「勇気100%」も番組を代表する曲で、誰もが一度は聞いたことあるでしょう。

忍術学園でにぎやかに過ごす忍たまたちの様子が思い浮かんでくるような明るい曲。

作詞を担当した松井五郎さんと、作曲を担当した馬飼野康二さん。

いままで数多くのジャニーズグループに曲を提供してきたタッグです。

そんな「勇気100%」には長い歴史があり、さまざまなジャニーズグループが歌ってきました。

ここでは、歴代アーティストを振り返ってみたいと思います。

〇光GENJI
記念すべき第1シーズン(1993年4月10日~1994年3月19日)は、光GENJIが担当していました。

「パラダイス銀河」や「ガラスの十代」などの代表曲を持つ、1980年代後半から1990年代前半に絶大な人気を誇ったグループです。

〇光GENJI SUPER5
第2シーズンから第9シーズン(1994年10月3日~2001年7月20日)までは、光GENJI SUPER5が担当。

1994年8月に光GENJIのメンバーであった大沢樹生さんと佐藤寛之さんの2名が脱退したことで、光GENJI SUPER5に改名しています。

約8年間使用されていて、1番長く流れていたバージョンです。

昔から見ている視聴者の中には、光GENJI SUPER5バージョンの「勇気100%」が記憶に残っているという方も多いかもしれません。

〇Ya-Ya-yah
第10シーズンから第16シーズン(2002年4月1日~2008年8月29日)は、Ya-Ya-yahが担当。

Ya-Ya-yahは、ジャニーズJr.から選ばれてデビューした6人組のグループで、現在Hey! Say! JUMPで活躍している薮宏太さんと八乙女光さんが所属していました。

2002年に「勇気100%」でCDデビューを果たしています。(八乙女光は途中加入のため、歌唱していません)

光GENJIの「勇気100%」と比べて、アレンジやキーが変更されています。

〇Hey! Say! JUMP
第17シーズン(2009年3月30日〜7月31日)は、Hey! Say! JUMPが担当しました。

光GENJIが歌唱した「勇気100%」のキーを元に、新たにアレンジされています。

なお、Hey! Say! JUMPが歌唱した「勇気100%」は今でも音源化されていません。

〇NYC
第18~19シーズン(2010年3月29日~2011年9月12日)は、NYCが担当。

NYCは、中山優馬さんと山田涼介さん、知念侑李さんの3人組のユニットです。

「勇気100%」でNHK紅白歌合戦にも出場を果たしました。

「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」、実写映画「忍たま乱太郎」の主題歌としても使われました。

〇Sexy Zone
第20~23シーズン(2012年4月2日~2016年4月1日)は、Sexy Zoneが担当。

Ya-Ya-yahバージョンの「勇気100%」をマイナーチェンジして歌唱しています。

Sexy Zoneの「勇気100%」は、2枚目のシングル曲「Lady ダイヤモンド」のカップリング曲(通常版のみ)して音源化されています。

〇ジュニア Boys
第24~29シーズン(2016年4月4日~現在)は、ジュニア Boysが担当しています。

ジュニア Boysは、「勇気100%」のために特別編成されたジャニーズJr.内のグループです。

2016年にファミリーマート限定で「勇気100%」をCDリリースしています。

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ジャニーズ事務所とNHKに、癒着関係か?

故ジャニー喜多川氏による性加害問題で、2002年にNHK局内のトイレで当時高校生だった30代男性が被害に遭ったと証言したことが9日放送の同局報道番組「ニュース7」で報じられ、波紋を呼んでいます。

男性によれば、ジャニーズJr.が出演する音楽番組「ザ少年倶楽部」(NHK)のダンス練習に参加し、その休憩時間に個室トイレに連れて行かれ、被害に遭ったといいます。

芸能関係者は「ザ少年倶楽部」について「問題の温床となった可能性のある番組をこれ以上、NHKも存続させる判断はできないでしょう」と言い、存続は厳しい模様。

一方で大みそか放送の「第74回紅白歌合戦」のジャニーズ勢は出場者ゼロが必至かと思いきや、ギリギリのところで可能性が残されているとの声も。

NHKは9月27日の定例会見で、被害者への補償などが着実に実施されていることが確認されるまで、ジャニーズタレントの「紅白」出場はゼロと表明。

ジャニーズは17日付けで「SMILE-UP.」に社名変更し、11月から補償を開始するとしています。

「その進ちょく次第でゼロではなくなる。『紅白』には視聴者が見たいと思うアーティストを出場させる大義名分があります。これが、NHKが言う『世論の支持』です。ジャニーズタレントを見たいとの声を拾っていくのも『紅白』の役割と番組サイドは考えています」(芸能プロ関係者)

NHKにとって「紅白」の低視聴率も切実な問題。

21年の第72回が34・3%、22年の第73回が35・3%でそれぞれワースト1、2位と厳しい現状。

「ジャニーズ勢がゼロであれば、30%を割るのは必至と言われています」(同)

ジャニーズが2日の会見をめぐってNHKは4日、「NGリスト」があったと報じ、9日には局内トイレでの性加害を伝えました。

これらの報道でジャニーズと緊張関係になったとされるNHKは、「紅白」についてどう判断するのでしょう。

また、前述にあるようにジャニーズアーティストが歌い続けてきた「勇気100%」は継続か変更か、どのような決断が下されるのでしょうか。

“「忍たま乱太郎」といえば…”というくらいの曲なだけに、もし変わってしまったらとても違和感がありそうです…。

(文:Quick Timez 編集部)