1日に自身のインスタグラムを更新した女優の奥菜恵さん。
身体の色素が抜けていく「尋常性白斑」を患っていることを公表しました。
エールの書き込みが寄せられる中、ちゃっかり自身がプロデュースした美容液を宣伝したことから、その性根のたくましさを指摘する声が見られています。
奥菜恵「尋常性白斑」公表するもプロデュースした美容液の宣伝を添え「商魂たくましいな」の声
1日に自身のインスタグラムを更新した女優の奥菜恵さん。
奥菜さんはこの日「元々極度のアレルギー体質だった私は、自身のアレルギーが引きがねとなって尋常性白斑という病気を発症してしまいました」と、自身が抱えている疾患を公表しました。
「尋常性白斑」とは身体の色素が抜けて徐々に広がっていく病気で、「現在も進行中」と綴った奥菜さん。
身体の色素が抜けていく病というと、故・マイケルジャクソンさんや故・森光子が罹患していることで知名度のある病気です。
原因については自己免疫とも遺伝子異常とも考えられていますが、治療法が確立されておらず、ネットには罹患している本人など同じ境遇で悩み苦しんでいる人からエールの声が殺到しました。
奥菜さんは「このまま女優を続けて行けるのか悩み続ける日々でもありました」と、露出部位に生じることで、QOLを脅かす病気への戸惑いを率直に表現。
しかし、文末は同じ思いをしている人の力になりたいとの思いから「そんな思いで誕生したのが美容液ni-Nin(ニーニン)です」と、自身がプロデュースした美容液の宣伝で締めました。
ネットには
《この人は昔から色々逞しい》
《文章の前半は同情したが、締めでずっこけたw》
《失望した。人気商売の人って、こういう発想の人が多い》
《最後に宣伝してるのが商魂たくましいな》
《本気で心配した人のガックリ感》
《ただの広告?最後の一文がメインだよね》
など、病気の公表に商売を絡めてくる図太さを指摘する声があふれました。
奥菜恵、目的は宣伝?それとも病気の人を勇気付けたかった?
今回、自身の病を公表し、同じ病気に罹患している多くの人を勇気付けた奥菜さん。
生命を脅かす疾患ではないものの、病変が目に見えるため、顔や首、手など露出部に出た場合には、その心理的及び社会的影響は大きく、それらを訴える書き込みも多く見られました。
白斑に対するメイクアップ外来が白斑患者のQOLを著しく改善させることを指摘する論文もあるだけに、著名人がその病を公表することは知名度が上がり偏見がなくなることにもつながるため、一定の役割はあると言えます。
しかしながら、奥菜さんの今回の投稿は、投稿された動画も美容液の箱を傍に、衣装やヘアメイクがきれいに施された「決め顔」をしている姿だけに白けムードを感じた人も一定数いた模様。
それだけでなく、ハッシュタグに「尋常性白斑」の文言はなく、美容に関するキーワードを羅列しているだけだったことから猛ツッコミが寄せられています。
奥菜さんがプロデュースしたこの美容液は「コスメブランド」であり、同ブランドは「ドクターズコスメをもっと身近に」を目指しているようですが、あくまで美容の範疇。
薬機法により、「医薬部外品」あるいは「化粧品」のいずれかに分類され、決して病気の治療を目的とした「医薬品」には分類されません。
よってこの美容液を使用しても尋常性白斑は治ることはなく、「治療」目的ではなく、あくまで「防止・衛生」程度にとどまる程度のもの。
奥菜さんは投稿文の中に「私と同じような病気で悩む人だけでなく、あらゆる肌悩みを抱える人の力になれるようなものを作りたい」と、門戸を大きく広げています。
同じ病気の人を勇気付けたい気持ちは持ち合わせつつも、それと絡めた宣伝を悪質と受け止めた人は思った以上に多かったようです。
(文:Quick Timez編集部)