30日放送の「あいつ今何してる？」（テレビ朝日系列）に、タレントの渡辺美奈代さんが出演。若かりしころに共演した気になる元女優との“対面”に涙する一幕がありました。
同番組は、ゲスト陣が青春を共にした同級生らが、今どこで何をしているかを探ることで。ゲスト陣の今の活躍に繋がるエピソードや原体験などを掘り起こす内容です。
渡辺さんは、1980年代を席巻した女性アイドルグループ、おニャン子クラブ出身で、グループ解散後、女優業にも進出しています。その中で、今回、1990年放送の主演ドラマ「テニス少女夢伝説！愛と響子」（フジテレビ系列）で相手役を務めた当時の“逸材”で突如、芸能界を引退した元女優に今どうしているのか、会いたいとリクエストをしました。
「その相手役は万里洋子ちゃん。ドラマではライバル関係ですが、全然普通に仲良くて、楽屋も行き来していた記憶はあります。私は多分弱音を吐いていたと思うけど、（洋子ちゃんは）全然吐かず、すごく淡々とされていたイメージがありますね」。
そこで実際に、番組スタッフが都内で本人と対面した映像が流されます。洋子さんは、渡辺さんと共演した当時の第一印象について「アイドルの第一線でやられていて、可愛い！と思いました。体調悪くてお腹を痛そうにしてカイロで温めていたときも本番では何事もないように演技されていて、さすがプロだなと思いました」。
洋子さん自身のキャリアについては「22歳で結婚後、仕事の依頼がだんだんなくなって、すごい自信を失って、仕事の評価＝自分の評価みたいに感じてどん底でした」と吐露し、27歳で芸能界引退を決意したそうです。現在は「料理教室を主催しています」と明かしました。
そして現在の美奈代さんへメッセージを送ります。
「私はドラマだけでしたら余裕をもってできたけど、彼女はアイドルだったから、歌番組に出たりコンサートをしたりと忙しい中、ドラマをやっていたから、美奈代ちゃんは私以上にすごく大変だったと思いますね」。
さらに「芸能界を挫折したってことで、黒歴史として絶対言いたくないってひた隠しにしていたんですけど、ある時、友達にオープンにしていいんじゃないと言われ、ああそうだな、これも1つの経験で今の私がある。そうしてやっと最近人に言えるようになった。そうして今回美奈代ちゃんが声をかけてくれた」。ここで美奈代さんの瞳から涙がこぼれ始めます。
「このタイミングで（声をかけてくれた）美奈代ちゃんに感謝しています」と涙声の洋子さん。これに美奈代さんも、涙を手で拭う仕草。すっかり涙声になりつつも「2クールぐらい一緒にいたんですけど、お仕事が終わったら芸能人の方ってつながることは少ない。でもこの番組に出させていただいて、また新たなスタートラインからお友達としてやっていけそうかなって」と感激しきりでした。
（文：Quick Timez編集部）
