19日に自身のツイッターを更新したお笑いコンビ・ニッポンの社長の辻さん。
先輩芸人にキレられ蹴りあげられた動画を投稿し、フォロワーから賛否両論の書き込みが寄せられました。
あまりにも波紋を呼び、あくまでネタであるとして事態の収束を試みましたが、ドン引きの書き込みが寄せられています。
ニッポンの社長・辻、先輩芸人が大激怒する動画をアップし波紋
19日に自身のツイッターを更新したお笑いコンビ・ニッポンの社長の辻さん。
アップロードした動画が物議を醸しています。
ことの始まりはお笑い芸人・ヘンダーソンの中村フーさんが同日に投稿したツイッターで、2公演目からの出番だったことを指摘され不機嫌になったことをつづったことによるもの。
そこで辻さんは、中村さんが怒鳴り声を上げ、後輩芸人の尻を蹴り上げる動画を投稿。
中村さんは動画の中で、軽いノリで挨拶を済ませた後輩芸人に対し「お前ええ加減にせえよ、ホンマ。何がおもろいんやコラ、お前!」と、ドスの効いた声で怒りを露わにしており、辻さんは「僕らが悪かったです。機嫌直して下さい」とつぶやきました。
後の投稿で、あくまでネタであるということを強調しましたが、ネットには
《人が怒られたり暴力を振るわれていて、気分の良い人なんていない》
《これが受け流してもらえるという感覚がおかしい》
《知らない人が観たらガチだと思っても仕方ない感じ》
《恐怖を感じる》
《これってガチ?》
《やっていることは迷惑系のyoutuberと同じレベル》
など、時代に逆行した振る舞いを残念に思った書き込みが多数寄せられています。
内輪ネタで済ませるにはあまりにもお粗末な投稿
今回、あまりにも後味の悪い投稿をした辻さん。
フォロワーの中には中村さんの漫才のファンが多いため、「内輪ネタ」として笑いが巻き起こったようですが、動画だけ見ていると表裏の激しい人物にしか見えず、誤解が生じるのは必至です。
尻を蹴り上げられたお笑いコンビ・フースーヤの谷口理さんは「僕が先輩に対して軽い挨拶をしたのが悪いので、フーさんはなにひとつおかしなことしてません」とツイートし、どこからどこまでがネタなのかイマイチわかりづらかった一連の動画および真意。
昨今は、コンプライアンスが声高に叫ばれ、法令や社会的ルールの遵守が第一で風通しのよい世の中にしていこうという風潮です。
暴力や暴言はもってのほかで、コントや漫才でもその傾向は顕著に出ており、行きすぎるコンプライアンス規制に悲鳴を上げているお笑いコンビや視聴者は数多くいます。
暴力をコントとして受け入れるのは一昔前では当然のことでしたが、この時代にそれを当てはめるのは乱暴で、ましてや内輪ネタとして多くの人間の目に触れるSNSに投稿したのは痛恨の極み。
誤解されかねない動画を投稿し、それすら受け流してもらえるという感覚ではこの時代を生き抜いていくのが厳しいと言わざるを得ません。
僕らが悪かったです。機嫌直して下さい。 https://t.co/s1sWaeN47M pic.twitter.com/umbuMH0YcA
— ニッポンの社長 辻 (@tsujiclassic) February 19, 2023
(文:Quick Timez編集部)