画像:時事通信フォト
18日に放送された「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京系列)。
母が自殺した現場の第一発見者だったという女性が登場しますが、スタッフが根掘り葉掘りその時の状況や心境を聞き、不愉快に感じた視聴者から怒りの書き込みが殺到しています。
衝撃!『家、ついて行ってイイですか?』のスタッフに視聴者絶句
18日に放送された「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京系列)。
この日、同番組では「秘密と涙と大恋愛…運命を切り拓く女性SP」と題したスペシャル番組が放送されました。
完全素人が出演するガチバラエティで、一見フツーでも全然フツーじゃない人生模様が見られる人気の同番組。
今回は、3組目にカフェで働く25歳の女性が登場しました。
幼少期に両親が離婚したそうですが、3人兄妹と母が力を合わせ生活していたのだそう。
しかし、鬱の末に母親が自殺しその第一発見者はなんと当時、小学5年生だったその女性。
明るい人柄で、スタッフの質問には笑顔で返答することもあり、カメラの手前にいるスタッフは配慮するそぶりは一切なく「どこで発見したのか」、「何を見たのか」など、小5の少女が見た風景をお茶の間に届けるべく無神経に質問をぶつけ続けます。
視聴者からは
《自殺した親のこと根掘り葉掘り聞いて、この取材した奴、配慮なさすぎる》
《しかし色々聞くな…番組のためだろうけどそれは聞いていいんか…?》
《スタッフのモラルの無さヤバい》
《小5で親の自殺はだいぶキツイでしょうに…》
《スタッフ胸糞》
など、見ていて不愉快に感じた視聴者からの書き込みが殺到しました。
目に見えない心の傷、和らぐことはあっても傷は残る
今回、番組のためとはいえ非常識にズケズケと肉親の自死について矢継ぎ早に質問した制作スタッフ。
視聴者からは、その非情な行いに批判が殺到しました。
女性は現在25歳で、母親の自殺している姿を発見した時はわずかまだ10歳。
大切な人を亡くすという体験は「死別反応」と言われ、残された人々に様々な心の影響を及ぼします。
大切な人の死を受け入れるには長い時間がかかるもの。
故人への張り裂けそうな胸の気持ちは、行ったり来たりしながらそれぞれのペースで回復していきます。
しかし、回復ペースは人により大きく異なり、明るく振る舞っているから問題ないわけではなく大きな孤独を感じていないことにはなりません。
そこに配慮することなく、すれ違い様の人生模様に土足で踏み込んだ配慮のない行動は謹んでしかるべきでしょう。
(文:Quick Timez編集部)