画像:時事
・30日に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合)。
・巴御前役として、元女性アイドルグループ・AKB48のメンバーで俳優の秋元才加さんが出演。
・鎧をまとい、眼光鋭く馬で駆けていく凛々しい姿に称賛の声が殺到しました。
『鎌倉殿の13人』、秋元才加演じた巴御前の勇姿にシビれた視聴者続出
30日に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合)。
巴御前役として元女性アイドルグループ・AKB48のメンバーで俳優の秋元才加さんが出演。
この日は、和田義盛が決起した和田合戦で義盛の最期と共に、巴の最後の姿が描かれました。
放送時間の多くが、鬼気迫る迫力の合戦シーンに割かれ、視聴者は手に汗握る展開に。
決戦直前、巴は夫である義盛に「私だってまだお役に立てるはず。戦で死ねれば本望にございます」と共に戦うことを伝えますが、義盛は「それは俺が死んだ時に言え。俺は生きて帰る。その時にお前がいなかったら、俺は困っちまう」と涙ながらに巴御前を諭します。
激しい合戦の最後には、だまし討ちのような形で誅殺されてしまう義盛。
巴は、義盛の壮絶な討死の様子を伝えられ「義盛が…」と、目を見開き絶句します。
その後、「もし、俺になにかあった時は、お前は鎌倉を離れろ。生き延びろ」と義盛に言われ、「あなたのいない世に未練はありません」と答える回想場面が挿入され、再び生きる力をもつ巴。
「我こそは忠臣・和田義盛の妻・巴なるぞ」と、妻としてのプライドを捨てることなく最後まで馬上でなぎなたを振るう合戦シーンが描かれるなど、巴の勇姿が余すところなく映し出された本編となりましたが、体当たりの熱演ぶりに、ネットには
《秋元才加さんが、強く生きた巴御前をすごくよく演じてくれた》
《キャラが役に合っている》
《想像を上回る素晴らしい巴御前》
《アイドルではなく、女優さんになった》
《秋元才加の凛々しさは、半端ない素晴らしさ》
など、大絶賛の書き込みが殺到しました。
巴御前、その凛々しい姿で秋元才加はハマり役に!
本編では、馬上での凛々しい姿が映し出され、その後の巴の消息は描かれないまま終わった今回。
史実に明るい人もそうでない人も、巴御前のその後の幸せを願ってやまない回となりましたが、その後、巴御前はどのような人生を送ったのでしょうか。
同番組終了後、「鎌倉殿の13人 紀行」では、その後の巴御前について「巴は和田合戦の後に出家し、91歳まで生きたと源平盛衰記に記されています」とのナレーションが流れます。
巴御前は、源頼朝が恐れた木曽義仲の愛妾としてそばに仕えていましたが、義仲が倒れ、仇として抵抗があった義盛とおしどり夫婦と言われるまでに。
秋元さんは、公式サイトのインタビューで義盛に大切にされたことで「(巴御前は)幸せなぶん、戦闘能力は下がってるんじゃないか」ととらえた一方で「変わらない強さもありながら、変わっていくしなやかさと強さがあった人だったと感じています」と考察しています。
史実の勇ましい女性を演じたように、実生活でも自身の肩書を「女優」ではなく「俳優」と表記してほしいとSNSで発信するなど、自身のセクシャリティに関する発信に熱心な活動を続けるなど、意思が強くカッコいい姿を貫いている秋元さん。
巴御前の生きることを諦めないかっこいい姿勢と、秋元さんのがうまく繋がり、ハマり役となったのではないでしょうか。
(文:Quick Timez編集部)