文:有馬翔平

ひろゆき「核撃つ確率が上がったんじゃないかって」ロシアの経済的孤立でレッドライン超え心配

西村博之 ひろゆき
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

ウクライナ侵攻から1か月近くが経過する中、経済的な孤立が進むロシアについて特集を放送した18日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

すると、MCひろゆき氏が核攻撃にロシアが踏み出す可能性に言及し危機感をあらわにする一幕がありました。

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ひろゆき、ロシアの孤立化でレッドライン超え心配「核撃つ確率が上がったんじゃないかって」

18日、ウクライナ侵攻から1か月近く経過する中で経済的な孤立が進むロシア情勢を特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

その放送の中で、金曜MCひろゆき氏がロシアが核攻撃に踏み出す可能性に言及しました。

ウクライナ侵攻からおよそ1か月。

その間ロシアはSWIFTから排除、国内に進出している企業が撤退するなど経済的な孤立が進みました。

これについて「SWIFTから外されて国際取引できなくなりますって結構強いのをやっているので、逆に言うとこれ以上強い経済制裁ってあんまない気がしていて、今さら核撃ってもかわんないんじゃないって」とコメントしたひろゆき氏。

「むしろ核撃つ確率が上がったんじゃないかって思ってます」と経済的な理由から核攻撃に及ぶ可能性を指摘しました。

また、核攻撃についてはひろゆき氏以外にも茂木健一郎氏が「プーチンをあまり追い詰めると、退路を残しておかないと安上がりじゃないですか核兵器って。核使うということに追い詰めちゃうことってないんですか?」と危機感をあらわに。

すると、この日解説員として出演していた東京大学公共政策大学院教授の鈴木一人氏は「プーチンは今回、やってることは無茶苦茶なんですけどいくつかレッドライン、彼自身の合理性というものがあって国際法とかは守らないんですけどプーチンは力の論理を信じている」とした上で、「だからNATOには弾を一発も撃っていない。NATOと戦火を交えたらその瞬間に核戦争になるってわかってるんですよ。だからこそアメリカもわかってるし、プーチンもわかってるんですね」とコメント。

「ですからアメリカとガチでやり合うというのはやりたくないので、核を使うということは当然ながら報復がくるということで、プーチンは核を使う判断はないと思ってます」と核攻撃の可能性を否定しました。

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戦術核の使用の可能性は?

経済的な圧力から核攻撃に及ぶ可能性が話題に上がった18日の「ABEMA Prime」。

その後、「威嚇のために使う可能性は?」、「ウクライナに対して戦術核を使うというのは力の論理ではオーケーな話になってしまいません?」などひろゆき氏らから局地的な核攻撃の可能性に質問が。

しかし鈴木氏は「その可能性はありますが核を使うのはレッドラインというか、ハードルはすごく高い」と述べ、いかなる核攻撃の可能性も低いと解説していました。

すると、核戦争を恐れて核攻撃の可能性は低いということに、「結局核兵器を持つということは核兵器を相手に使わせないための抑止力でしかないということなんだな」などと番組を観ていた視聴者からは様々なコメントが。

これまで幾度となく核兵器の使用をちらつかせてきたロシア。

しかし、専門家はレッドラインは超えないと見ているようです。

(文:有馬翔平)