文:有馬翔平

坂上忍「夜這いかけられた」若手俳優時代の性被害未遂エピソード告白にスタジオ騒然

坂上忍

画像:時事

今月に公開予定だった映画「蜜月」の監督が性行為を女性出演者に強制していた疑惑を特集した21日の「バイキングMORE」(フジテレビ系)。

是枝裕和氏らから異例の声明が出されたことに、MC坂上忍さんが自身にもあった性被害未遂の経験を明かしました。

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坂上忍、若手俳優時代の性被害未遂告白「夜這いかけられた」

21日、今月に公開予定だった映画「蜜月」の榊英雄監督が女性出演者に性的行為を強制していたと告発されたことを特集した「バイキングMORE」(フジテレビ系)。

その放送の中で、MC坂上忍さんが自身も経験した性的被害未遂のエピソードを明かすシーンがありました。

今月10日の週刊誌で、女性出演者への性行為強制を報じられた榊氏。

映画は公開一時中止となり、また報道を機に是枝裕和氏ら映画関係者が声明を発表、映画業界に加害行為が昔から存在していたとして「悪しき慣習を断ち切り、全ての俳優、スタッフが安全に映画に関わることのできる場を作る責任があります」と声が上がりました。

これに「見過ごしてきた責任というものから逃げずに『変えていきませんか?』ということなんでしょうね」と理解を示した坂上さん。

一方で「たぶんバラエティとかドラマとか映画とかってことじゃなくて、僕らの商売って何を経験してもムダにはならないっていうようなところがあって」、「特に僕らは失敗も成功も、いい出会いも悪い出会いも全部おまえの血肉になるんだからその喜びとか痛みを忘れちゃいけないんだぞっていう古い世代なんだよね」と自身らも古い価値観の中で活動してきたとすると、「どうやったらクリーンに持っていけるんだろうというのは、すごく難しい問題なのかなってどこかで感じちゃった」と変革の手段に首を傾げていました。

そして坂上さんは「俺のは全然笑い話なんですけど」として、地方での撮影に参加した際のエピソードを告白。

撮影後、部屋に鍵も付いてなかった古い旅館に宿泊が決まったものの「俺なんか監督にイヤな予感がして、直感が働いて部屋を替えたのね。その替えた相手がマコちゃんだった」と、月曜コメンテーターの野々村真さんと交換してもらったのだそう。

すると「マコちゃんが俺の部屋にいたの。そしたらマコちゃん、夜這いかけられた」と、野々村さんの部屋に男性監督が侵入してきたのだとか。

坂上さんの告白に「それ、俺がずっとここまでグッと我慢してこらえてたのに」と苦笑いを浮かべた野々村さん。

「何にもなかったんですよ?でもそういうこともあるってことです」と事の顛末を明かしましたが、スタジオからは驚きの声が上がっていました。

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「こういうことがあると…」坂上の告白に視聴者も驚き隠せず

映画業界で加害行為の風潮を見直す声が上がり始めたことに対し、自身の性的被害未遂体験を明かした坂上忍さん。

自身の経験と並べた上で、週刊誌に報じられた内容に「今回のことは比較にならない」と糾弾しました。

すると、坂上さんが告白したエピソードに番組を観ていた視聴者もあ然。

《笑い話で~となってるけど他にも男性がこういう目に遭った人はいると思うよ。そういう人たちも声を上げやすくしないと》

《やっぱり男でもあるんだ。アメリカかどこかでも少年へのセクハラで訴えられた人いたもんね》

《こういうことがあると映画を観る時複雑な気持ちになる…作品と出演者は別と言うけど変なことで話題にならないでくれ》

などとコメントが寄せられていました。

「蜜月」以外にも度々報じられる映画業界でのわいせつ事件。

改革を施すためには年齢、性別関係なく意見を募り、膿を出し切る必要があるのかもしれません。

(文:有馬翔平)