画像:時事
先週木曜日から開始されたロシアによるウクライナ侵攻を取り扱った26日の「NewsBAR橋下」(AbemaTV)。
すると、MC橋下徹氏がウクライナを巡る西側諸国の対応に対して怒りをあらわにしました。
橋下徹、ウクライナ侵攻に対する西側諸国の動向に激怒「もうひどい」
26日、先週木曜日から開始されたロシアによるウクライナ侵攻を特集した「NewsBAR橋下」(AbemaTV)。
その放送中でMC橋下徹氏が、抗戦を強いられるウクライナに対する西側諸国の動きを猛烈に批判するシーンがありました。
先月24日、日本時間正午前に戦端が開かれたウクライナ侵攻。
ウクライナ東部からの進軍に加え、ベラルーシと隣接する北部からも進軍を開始したことに「仮に東部地域だけを実効支配するにしても、ウクライナ内にある軍事施設だったり政治の指揮命令系統を叩き潰すというのは当然のことだと思うんです」とコメントした橋下氏。
しかし侵攻開始当初、制裁や支援に消極的だったEU、NATOの態度に「ただ僕は東側の実効支配よりも最後の目標をね、プーチンは言い続けてきたNATO東方拡大を止めるということであれば今回の戦争の一番の原因というのはヨーロッパ諸国、EUが無責任すぎる」と述べ、「もうひどい」と怒りをあらわに。
そしてNATOの東方拡大に反対するロシアに「ウクライナがNATOに加盟するかはウクライナの主権なんだから約束なんかできない」と要求を拒絶したNATOの過去に言及。
その上で「プーチンと対抗するのはNATOだと思ってたわけ。NATOの体面を保つためにプーチンの要求を全部蹴っていたんだから。それでプーチンがブチギレてウクライナに入ってきた時、NATOもEUも『ウクライナ頑張れ』って…そりゃないだろ」と続けました。
「プーチンがNATOの東方拡大で止めるというで収まるならば、それをやらなきゃいけない」と西側諸国が取るべき行動を列挙した橋下氏。
「これウクライナの国民に全責任を負わせて、戦わせて、みんなNATOたちはウクライナの結果だけで体面を保つってこりゃひどいなと思って」と改めて各国の動向にあきれた様子を見せていました。
視聴者の意見真っ二つ「世界大戦に…」、「配慮すべきだ」
ロシアによるウクライナ侵攻に対し、EUやNATOといった西側諸国の動向を厳しい言葉で批判した橋下徹氏。
その後も当初、西側諸国が経済的な制裁にも二の足を踏んでいたことに「ヨーロッパの指導者、もう頭にきてね」とコメントを続けました。
しかし、橋下氏のコメントに対し番組を観ていた視聴者の反応は様々。
《現状ウクライナはNATOじゃないし、これでNATOが介入したら世界大戦になるから慎重になってるんでしょうが》
《NATOにも責任はある。NATO拡大が原因となっているならばアメリカやヨーロッパはロシアの懸念に対応すべき》
《NATOが入ればプーチンは核を使うだろうし、そういうのもあって手出しできないんだと思います》
などと賛否両論が相次ぐことに。
各国の外交が潤滑に進まなかった故に始まってしまったウクライナ侵攻。
ただ侵攻が始まってしまった以上、西側諸国が持つ外交の選択肢は少なくなってしまったということなのでしょう。
(文:有馬翔平)