画像:時事通信フォト
先日、日本対がん協会が作成した乳がん検査啓発ポスターに対し批判の声が上がったことを特集した23日の「スッキリ」(日本テレビ系)。
するとその特集に、MC加藤浩次さんが自身の見解を述べました。
加藤浩次、乳がん検査ポスターへの批判に「同じ気持ちなんですよ」
23日、日本対がん協会が作成した乳がん検診を促すためのポスターに批判の声が上がったことを特集した「スッキリ」(日本テレビ系)。
その放送の中で、MC加藤浩次さんがこの問題に自身の見解を述べました。
乳がん早期発見のため検査を促すために日本対がん協会が患者会などと協賛して作成した啓発ポスター。
しかし「まさか、私が」という一言とともに「くじびき」のイラストが印刷されているデザインに批判の声が。
一昨日に協会が公式ホームページを通じて謝罪する事態となりましたが、同番組が行ったインタビューでは「ストレートに自分の経験が可視化されていて、一目でわかる」、「がんになることは当たりじゃない。何を伝えたいのかわからない」と賛否が寄せられたのです。
これに加藤さんも「今のVTRを観て様々な意見があると思うんですけども、僕ちょっと思ったんですよね」と思うところがあったよう。
加藤さんは「乳がんは乳がん検診をやっていたら防げるよ、早期発見なら90%以上が治りますよという話があるんですよね」と述べると、「それでこのポスターを作っている。実際に乳がんに罹った方も『ああやっぱり健診を多くの方がやっていただいて、一人でも乳がんになる人が減ればな』と同じ気持ちだと思うんですよ。ポスターを作った方も乳がんで亡くなる人を一人でも減らそうという気持ちで作っている。乳がんになられた方も『一人でも乳がんになる人が減れば』と思っている。同じ気持ちなんですよ」と目的は同じだと主張。
その上で「同じ気持ちなのにぶつかってしまうことは僕は悲しい」とコメントした加藤さんは「ゴールは同じで、同じことを思っているのに、ポスターの表現によって対立するというのはあまり意味がなくて、これをどうすり合わせていくのかということが一番重要だと思う」と、批判の声に対し歩み寄りを求めていました。
歩み寄り強調…加藤の主張に視聴者は?
啓発ポスターに対する批判の声に、歩み寄りを求めた加藤浩次さん。
すると加藤さんコメントに番組を観ていた視聴者からは、
《お互いに歩み寄る、大事よね。なんでも分断につなげようとするアンチの声が大きいのはどうにかならんのか》
《乳がんだった母もこのポスター好きって言ってけど、加藤さん話上手すぎ。今まで狂犬のイメージしかなかったわ》
《加藤さんの言う通り、見てもらわなきゃだから奇をてらったのかも。私も発覚した時、私が?ってなったもん》
などと反響が。
もちろん、がん発覚が福引に例えられたことでショックを受けた方もいるはずの今回の問題。
しかし一方的な批判ではなく、改善策を議論し合うことでより訴えかけられる啓発ポスター作りを目指していくべきなのでしょう。
(文:有馬翔平)